今朝、夢に、東京・高円寺で中医学を学んでいた頃に大変お世話になった師匠、猪越恭也先生が出てきました。
夢の中で私は、先生の漢方薬局の社員として働いていて、舞台はおそらく、吉祥寺の活気ある街並みでした。
目が覚めたあとも、その光景が妙に鮮明で、しばらく布団の中で、当時のことを思い返していました。
研修塾では、中医学の基礎や臨床を教えていただいたのはもちろんのこと、それ以外の時間も、実にたくさんご一緒させていただきました。
お昼ご飯をご馳走になったり、夜には日本酒を囲んだり、日曜日には三鷹で、月に一度テニスをしたり。
ご自宅に招いていただいたことも、今となっては、懐かしい思い出です。
八王子の「五十番」に食べに行った日々も、ふとした瞬間に思い出します。
あの頃は、ただ目の前の研修や勉強に必死で、その一つひとつの時間が、どれほど貴重なものだったのか、正直、よく分かっていなかったように思います。
けれど今、こうして夢にまで出てきてくださるということは、あの時間や出会いが、自分の中に、しっかりと根を張っていた証なのかもしれません。
思い返すほどに、気持ちも自然と引き締まり、これからも中医学の道を、一歩ずつ歩んでいきたい。
あらためて、そう感じました。
若い頃の経験や出会いは、その場では実感がなくても、時間が経ってから、じわじわと効いてくるものですね。
天候も荒れそうな日が続いています。
どうぞ皆さまも、ご自愛ください。
本日も、よろしくお願い申し上げます。
若い頃の出会いは、
あとから効いてくる。












