「妊娠できないかも」と思っていた私が授かるまで
こんにちは。山形県東根市の土屋薬局、薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今回は、「黄体機能不全」や「生理の量が減ってしまった」ことに悩まれていた30歳女性が、漢方による体質改善で妊娠に至った嬉しい体験談をご紹介します。
「この体では子どもができないかもしれない…」
そんな不安を抱えてご来店されたKさんが、見事に自然妊娠された過程を、同じようなお悩みの方の希望となるようにまとめました。
ご相談内容:生理の量が極端に減った、黄体機能不全と診断
Kさんは30歳、ご結婚1年目の女性です。ご主人も同じ年齢で、健康的で筋肉質な体型とのこと。
普段はパソコン業務の多いOLとして働かれており、日常的にデスクワーク中心の生活をされています。
ご相談のきっかけは、「生理の量が極端に減ってきた」というものでした。最近では月経が2〜3日で終わってしまうことが多く、以前に比べて経血の量が明らかに少ないと感じていたそうです。
婦人科を受診したところ、「黄体機能不全」と診断されました。
過去に強いストレスを経験したこともあり、生理のリズムが崩れてきた自覚があったとのことです。
黄体機能不全とは?|高温期が不安定な方に多い症状
黄体機能不全とは、排卵後の高温期(黄体期)に分泌されるプロゲステロンの量が不足し、子宮内膜が十分に厚くならない状態のことをいいます。
これにより、着床しづらい・妊娠が継続しにくいなどの問題が起こります。
Kさんもまた、基礎体温の高温期が短かったり、ギザギザして不安定なことがありました。
その他の体質背景:神経質、夢が多い、冷えやすい傾向
Kさんはもともと神経が繊細なタイプで、仕事や人間関係でストレスを感じやすいとのことでした。
睡眠はとれているものの、夢が多く熟睡感が少ないことも多いそうです。
その他の体質情報は以下の通りです:
- 足先が冷える(冬はしもやけができることも)
- 食欲・胃腸は比較的良好
- 生理痛はあまりない
- 初潮は15歳、周期は遅れがち
これらの情報から、東洋医学的には「血虚(けっきょ)体質」と考えられます。
土屋薬局の提案:養血調経と気血を補う漢方薬
Kさんには、まずは**生理のリズムを整え、子宮内膜の状態を良くするための漢方薬(養血調経)**をご提案しました。
「血虚」タイプの方は、子宮内膜が薄くなりがちで経血量が減少する傾向があります。
これは、妊娠にとっては重要な要素で、血を補い、気を巡らせることがとても大切です。
また、黄体機能不全への対策として、「気」と「血」を同時に補う漢方薬も併用でおすすめしました。
このタイプの漢方薬は、高温期(黄体期)を安定させるために用いられることが多く、プロゲステロンの分泌バランスを整える助けになります。
嬉しいご報告:妊娠2ヶ月目に入りました!
毎日しっかりと漢方薬を服用していただいたKさん。
ご相談からそれほど時間が経たないうちに、嬉しいお電話をいただきました。
「土屋さん、妊娠しました。今、2ヶ月目です。本当に信じられません…!」
この瞬間、私も本当に嬉しく、Kさんの努力と漢方の力が実を結んだことを心から喜びました。
妊娠中の漢方サポートも
Kさんはその後も、「黄体機能不全があったので、妊娠継続のためにも漢方を続けたい」とご希望されました。
妊娠中も服用できる**「気血双補(きけつそうほ)」の漢方薬**は、
- つわりの軽減
- 胃腸の調子を整える
- 妊娠の維持(赤ちゃんの安定)
といった効果が期待できる処方で、無理のない範囲で継続いただいています。
女性の一生を支える漢方|生理・妊娠・出産・授乳に寄り添って
女性の体は「生理・妊娠・出産・授乳」と、血を多く消耗するライフイベントが続きます。
このため、「血(けつ)」と「気(き)」をしっかり補うことが健康の基礎となります。
Kさんのように「血虚」や「黄体機能不全」が見られる方は、周期を整えながら気血を補う漢方薬の服用がとても有効です。
同じような悩みを抱える方へ
- 生理の量が減ってきた…
- 高温期が短く、基礎体温が不安定…
- 黄体機能不全と診断された…
- 妊活に不安がある…
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
当店では、カウンセリングを大切にしながら、お一人おひとりに合わせた漢方の提案をしております。
体質を整えることで、妊娠しやすい体作りを一緒に目指しましょう。
🎉 Kさん、この度は本当におめでとうございます!
ご健康と赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈り申し上げます。
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