繰り返すカンジダ膣炎と生理痛…体質改善から妊娠へ|20代女性の妊活成功体験

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2025年3月3日

【妊娠ご報告】繰り返すカンジダ膣炎を乗り越えて…
~20代女性・嬉しい妊娠のご報告~

2025年3月3日|お客様から嬉しいご報告をいただきました

おはようございます。薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員の土屋幸太郎です。

今日は3月3日、ひな祭りです。昨日は春のような暖かさでしたが、今日は一転して寒くなりました。東京では気温差が15℃もあるとのこと。こうした気温差が大きい日は、自律神経が乱れやすく、体調を崩す方も多くなります。皆さま、どうぞご自愛ください。

さて、今日は嬉しいご報告を一つご紹介させていただきます。

心拍確認のご報告

お客様より、次のようなメールを頂戴しました。

「遅い時間にすみません。本日産婦人科へ行ってきました。無事に心拍確認できましたのでご報告です。今はつわりとの戦いですが、幸せな気持ちが大きくなんとか乗り切れています!遅くなりましたが心拍確認のご報告でした。」

繰り返すカンジダ膣炎と妊活のご相談

こちらのお客様は20代の女性で、結婚前から2年間、月に1回のペースでカンジダ膣炎を繰り返していらっしゃいました。ピル(あすかフリウェル)を処方され、膣錠で対処されていたものの改善が見られず、結婚を機にピルを中止。その後、体質改善と妊活を目的に、当店にご相談いただきました。

初回相談から妊娠確認までの経過

こちらのお客様が初めて当店にご相談くださったのは、令和5年11月4日でした。
その際は、長く続くカンジダ膣炎の体質改善を目的に、清熱解毒と正気を補う漢方製剤をお勧めし、体の中から整えていくご提案をいたしました。

その後、令和5年12月14日に再び漢方相談を受けられた際には、妊活についてのご相談へと内容が変わっており、これに対しては、血流を整えること血を補うことを目的に、2種類の漢方薬を継続していただくことになりました。

このように、カンジダ膣炎への対応から妊活へのステップへと進みながら、体調全体を整えていった結果、12月・1月としっかり漢方を継続されたことで、つらかった生理痛も徐々に軽くなり、
翌年には子宮卵管造影検査を予定されている段階での妊娠、ご懐妊でした。

年齢に応じた妊活漢方の考え方

――20代の妊活では「めぐり」と「血」がカギになります

20代の女性の場合、卵巣機能はまだ比較的しっかり働いていることが多く、加齢による卵巣の老化もまだ目立ちません。そのため、妊活においては「卵子の質を高める」というよりも、妊娠しやすい体内環境を整えることが大切になってきます。

とくに重要なのは、以下の2点です。

  • 血流を良くすること(活血)
     子宮・卵巣をはじめとした骨盤内のめぐりを良くし、ホルモンや栄養が行き届くように整えること。これにより、子宮内膜の状態や排卵のスムーズさにも良い影響が出ます。
  • 血をしっかり補うこと(補血)
     月経によって毎月失われる血をしっかり補い、ホルモンバランスや子宮内膜の成熟を支えます。「血」が充実していることは、着床や妊娠の安定にもつながります。

また、たとえ20代であっても、子宮内膜症やチョコレート嚢胞、生理痛などの症状がある場合は、子宮や卵巣の環境を整えることが非常に重要です。
こうしたケースでも、「めぐり」と「血」を意識した**調経法(ちょうけいほう)**を用いることで、生理痛の改善とともに妊娠に至ることが多くあります。


年齢によって異なる妊活アプローチ

年代重点ポイント具体的なアプローチ
20代めぐり・血を整える活血・補血による「調経法」
30代以降めぐり・血に加え「腎」を補う調経法+卵巣を支える「補腎法」

30代以降になると、年齢に伴う卵巣機能の自然な低下が見られるようになります。そのため、血流と栄養の補給に加えて、「腎精(じんせい)」という生命エネルギーの根源を補う**補腎法(ほじんほう)**も大切になってきます。


土屋薬局では、お一人おひとりの体質、年齢、ご希望に合わせたオーダーメイドの漢方提案を心がけております。どの年代でも、「今のご自身に必要なこと」を一緒に探しながら、丁寧にサポートしてまいります。

年齢に応じた妊活サポートの考え方

20代の女性では、たとえ子宮内膜症などの婦人科疾患があったとしても、**「血のめぐりを良くすること」と「血を補うこと」**という基本的な漢方の考え方(=調経法/ちょうけいほう)を取り入れることで、妊娠に向けた体づくりがスムーズに進むことが少なくありません。

とくに生理痛が強い方には、まず生理痛の緩和=子宮環境の改善を図ることで、自然と妊娠の可能性も高まっていきます。これが、当薬局で大切にしている「妊娠力アップの身体づくり」「妊娠への近道」です。

一方で、30代以降の方では年齢に伴って卵巣機能がゆるやかに低下し、毎年2%前後、妊娠率が下がるという報告もあります。そのため、20代と同じ調経法に加え、**腎(じん)を補う「補腎法(ほじんほう)」**を併用することで、卵巣や卵子の働きをしっかり支えることが大切です。

土屋薬局では、年齢や体質、生活環境などに合わせた最適なご提案を心がけております。
今週も皆さまの妊活や体調管理にお役立ていただけましたら幸いです。

土屋薬局の漢方相談会は常に開催しております。とくに土曜日の相談会は予約が早めにうまり、人気があります。薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎と、薬剤師・薬膳アドバイザーの土屋幸の2名体制でご相談を承ります。

ご来店の際は、お電話(📞0237-47-0033)でご予約のうえお越しください。遠方の方は、メール相談の漢方相談表・子宝相談表をご利用いただけます。

漢方での妊活にご興味がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。今回のように、体質改善から妊娠につながるケースが多く見られます。

また、LINEでも気軽にご相談を受け付けております。お電話相談をご希望の方は、**漢方電話相談室(📞0237-48-2550)**もご利用ください。どうぞお気軽にご相談くださいませ。

https://line.me/R/ti/p/%40353hvzfn

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