高プロラクチン血症と漢方の妊活|人工授精で自然妊娠につながった周期療法の実例|土屋薬局🍒

2人目妊活と漢方ケア人工授精(AIH)と漢方サポート妊娠・出産の喜び高プロラクチン血症と漢方ケア

2025年10月21日

高プロラクチン血症で妊活中の女性が、漢方周期療法で自然妊娠に至ったイメージ。土屋薬局の優しい妊活サポートを象徴するイラスト。

高プロラクチン血症でも、漢方の周期療法で体を整えることで自然な妊娠につながることがあります。
婦宝当帰膠や杞菊地黄丸など、女性の体をやさしく支える中医学の知恵を活かした妊活サポートです。

初回掲載:2005年 / 更新日:2025年10月

高プロラクチン血症による排卵障害・不妊でお悩みの方へ。
婦宝当帰膠・杞菊地黄丸・炒麦芽などを用いた漢方周期療法で、人工授精(AIH)3回目に妊娠判定陽性。
プロラクチン値が52→13まで改善した妊娠成功例を紹介します。


高プロラクチン血症とは?妊活への影響

「高プロラクチン血症(Hyperprolactinemia)」とは、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)が必要以上に分泌される状態です。
本来は出産後に母乳を出すためのホルモンですが、妊娠していない時期に過剰に分泌されると、排卵を抑制してしまうことがあります。

その結果、

  • 無排卵周期
  • 黄体機能不全
  • 生理不順
  • 不妊
    などにつながることがあり、妊活中の女性には大きな悩みとなるホルモン異常です。

漢方で整えるホルモンバランスと基礎体温

漢方では、高プロラクチン血症の背景に「腎虚(じんきょ)」や「肝気鬱結(かんきうっけつ)」があると考えます。つまり、ホルモンの乱れやストレスで「気血の巡り」が悪くなり、ホルモン分泌のバランスが崩れている状態です。

当店では、体質や基礎体温のパターンに応じて、以下のような周期療法を行いました。


周期療法の考え方(中医学的視点)

周期目的使用漢方の一例
生理期不要な血液や内膜を排出する活血・理気の薬
卵胞期卵胞を育て、内膜を作る婦宝当帰膠(養血調経)
排卵期排卵を助け、卵子を子宮に導く疏肝理気薬
黄体期高温期を維持し、血流を集める杞菊地黄丸・炒麦芽など

婦宝当帰膠で「血を補い」、杞菊地黄丸で「腎精を養い」、炒麦芽で「ホルモン分泌を整える」。
この3つの柱が、ホルモンバランスを調える鍵となります。


実際の妊娠成功例(2005年・土屋薬局でのご相談)

当時のお客様は、2人目の妊娠を希望されていた方。
病院では「高プロラクチン血症」と診断を受け、人工授精(AIH)を3回試みても結果が出ませんでした。

🔹 ご相談時の状態

  • プロラクチン値:52.1
  • 基礎体温:ギザギザで高温期が安定しない
  • 高齢で冷えもあり、月経周期は不安定

この方に対して、当店では「漢方の周期療法」をご提案しました。
婦宝当帰膠で血を補い、杞菊地黄丸で卵巣機能を整え、炒麦芽でプロラクチン値を安定させる方法です。


プロラクチン値の改善と妊娠

3か月間の服用で、驚くほどの変化がありました。

💮 プロラクチン値:52.1 → 13へ正常化
💮 基礎体温:ギザギザが消え、安定した2相性に

体のバランスが整ってきたちょうどその頃、人工授精(AIH)で見事に妊娠判定・陽性反応が出ました。
お客様ご自身も、担当医師もとても驚かれていたとのことです。


出産とその後

出産後にお子さんを連れてご来店くださり、私からはお祝いとして「ピンクのアルバム」をお渡ししました。(男の子のときは青いアルバムをお渡ししています🍒)

お子さんは車でぐっすり眠っていて、ご本人は「まさか人工授精で妊娠できるとは思わなかった」と笑顔で話してくださったのを、今でも覚えています。

このご家族は3人から4人に。
漢方でお手伝いできたことを、私自身も心から嬉しく思いました。

出産後のお客様に、薬剤師が笑顔でピンクのアルバムを手渡している様子。高プロラクチン血症の漢方周期療法で妊娠・出産された方へのお祝いの場面。こちらはイメージです。

出産のご報告をいただいたお客様に、店主で薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎がピンクのアルバムをお贈りしました。妊娠・出産の喜びを共に分かち合える瞬間は、何より嬉しいひとときです🍒(こちらの写真はイメージです)

出産後のお客様に、薬剤師が笑顔でピンクのアルバムを手渡している様子。高プロラクチン血症の漢方周期療法で妊娠・出産された方へのお祝いの場面。実際の写真です。

2005年当時の実際の記念写真(掲載はお客様のご了承済み)。当時の感激が今も鮮明に思い出されます。


妊活と高プロラクチン血症の関係(現代の視点から)

現代では、ストレスやスマートフォンによる夜更かしなどで、若い女性でもプロラクチンが高くなるケースが増えています。

漢方で「体の巡り」を整えることで、ホルモン分泌が安定し、人工授精・体外受精の前段階で自然妊娠に至るケースも少なくありません。


まとめ|体質を整えることで「妊娠力」は高まる

高プロラクチン血症で妊娠が難しいと感じている方も、焦らず、まずは体の基礎を整えることが大切です。

  • 婦宝当帰膠で「血とホルモンの巡り」を整える
  • 杞菊地黄丸で「卵巣年齢」をサポートする
  • 炒麦芽で「プロラクチン分泌」を穏やかにする

これらを組み合わせた周期療法は、今でも多くの方に希望を与えています。
体質が整えば、ホルモンも自然と整います。
その先に「新しい命とのご縁」が生まれるのです。


🍒土屋薬局からのメッセージ

土屋薬局では、不妊・妊活・更年期など、ホルモンバランスの乱れに関するご相談を承っています。
基礎体温表をお持ちいただければ、より具体的な周期分析が可能です。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

📍 山形県東根市神町中央1-10-7
📞 0237-47-0033
🌐 https://tutiya-yakkyoku.jp

高プロラクチン血症関連ブログはこちらもぜひご参考にしてください。


土屋薬局から妊活中のみなさまへ

当店では人工授精・体外受精と並行して、妊娠しやすい体づくりのための漢方相談を行っています。
また、独身のかたで将来への子宝、妊娠しやすい身体づくりの応援も行っております。
赤ちゃんアルバムやマスコットなど、心を込めたプレゼントもご用意しています。

店頭でお渡ししている「吉祥・南京豆」です。結婚を迎える男女のために、昔からの風習で手作りされた掛布団の縁には、栗・棗・南京豆が縫い込まれます。特に南京豆は、実がたくさんなることから、子沢山や男女の産み分けを願う祈りの意味があります。妊娠・出産を願う中国のお守りとして、当店でも子宝祈願にお渡ししています。

店頭でお渡ししている吉祥・南京豆。妊娠・出産を願う中国のお守りで、豆のように子孫が増えることや、財産が増えることを意味しています。土屋薬局で子宝祈願としてお渡ししています。

吉祥・南京豆の物語。結婚を迎える男女のため、昔からの風習で手作りされた掛ふとんの縁に、栗・棗・南京豆が縫い込まれます。南京豆は実がたくさんなることから、子沢山や男女の産み分けを願う祈りの意味があります。

吉祥・南京豆の物語:結婚を迎える男女のために、昔ながらの風習で手作りされる掛布団の縁には栗・棗・南京豆が縫い込まれます。特に南京豆は、実がたくさんなることから子沢山や男女の産み分けを願う祈りの意味があります。

妊娠されたお客様には、犬が安産なことを象徴する「犬のマスコット」を差し上げています。無事の出産を心から祈念申し上げます。

「妊娠おめでとうございます」昔から「さらし」の腹帯を五ヶ月目の戌(いぬ)の日に巻くという習慣がありますが、これは犬のお産が大変に軽いので、戌の日に帯を受けると(犬の安産にあやかれる)」という言い伝えになります。

お気軽にご相談ください。あなたとご家族の健康と妊活をずっと応援しています。


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ゆっくりとお話を聞かせてくださいね。

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