陰部の痒み(カンジダ膣炎など)と湿熱(しつねつ)の関係|東根市・土屋薬局の漢方相談

カンジダ膣炎

2026年5月28日

陰部の痒み(カンジダ膣炎など)と湿熱(しつねつ)の関係は?

初夏の東根市で咲いた芍薬の花。土屋薬局では、妊活や女性の体質相談、漢方相談を行っています。

2026年5月26日 東根市神町 芍薬の花の大輪。初夏に咲いた芍薬の花。土屋薬局の漢方相談では、女性の体質相談も多く受けています。

最近、カンジダ膣炎や陰部の痒みなどのご相談が、また増えてきました。

中医学的には、陰部の痒みやカンジダ膣炎は、「湿熱(しつねつ)」と考えることがあります。

「湿(しつ)」と「熱(ねつ)」が合体した状態

「湿熱(しつねつ)」とは、「湿(しつ)」→つまり、陰部でネバネバ、治りにくいイメージ。ジメジメしている感じ。

「熱(ねつ)」→熱感、ほてり、患部の赤み。

赤い、痒い、チクチクです。

この上記のイメージが合体したものが、「湿(しつ)」+「熱(ねつ)」で「湿熱(しつねつ)」になります。

(「夏に悪化しやすい湿疹と湿熱(しつねつ)の関係」も参考になりましたら、幸いです。)


日本のような湿気の多い環境では「湿」の影響を受けやすい

「湿(しつ)」は、陰邪(いんじゃ)で、下に降りる方向性がありますので、下半身の陰部の痒みや、水虫などの原因になりやすいと考えます。

膝の痛みや足腰の痛み、しびれなどの「痺証(ひしょう)」にも、「湿(しつ)」が関連することも多いです。

日本のような島国は、四方八方を海に囲まれているので、この「湿(しつ)」による影響を受けやすいとも考えられています。

この「湿(しつ)」を乾かそうとして、たとえば「温める」方向の漢方を選んだ場合、逆に「湿熱(しつねつ)」の「熱(ねつ)」が強くなり、悪化することがあります。

ジメジメした患部をドライヤーで温めようとしても、かえって熱感がひどくなる。

そのようなイメージでご理解いただけますでしょうか?


舌の苔からみる「湿熱」のサイン

舌を見ますと、往々にして、舌の奥に白い苔、または黄色っぽい苔が厚くなっていることがあります。

舌の奥は、中医理論では下半身の「腎・膀胱系」のエリアです。

下半身に「湿熱(しつねつ)」が溜まっていると考えるのです。

そうです、膀胱炎、尿道炎になりやすい方にも、同じような考え方で体質をみていくことがあります。


「湿熱(しつねつ)」は長引きやすいことがあります

「湿熱(しつねつ)」は頑固で、なかなか解消しにくいことがあります。

そのため、陰部の痒みやカンジダ膣炎も長引いてしまうことがあります。

当店では、長年カンジダ膣炎に悩まれていた方が、体質を整える目的で漢方を続け、その後、妊娠・出産されたケースもありました。

※体質や経過には個人差があります。

「湿(しつ)」を乾かしながら、同時に「熱(ねつ)」を落ち着かせる。

そのようなイメージで、漢方を組み立てていくことが多いです。


日常生活で気をつけたいこと

日常生活では、辛いもの、タバコ、お酒、味の濃いものなど、「肥厚甘味(ひこうかんみ)」は控えめがよい場合があります。

今日は、「湿熱(しつねつ)」と陰部の痒み、カンジダ膣炎についてのお話でした。

参考になりましたら、幸いです。

※妊活中の方の体調相談でもよく見られる症状です。

東根市の初夏に咲いた淡いピンク色の芍薬の花。女性の体調相談や漢方相談の多い土屋薬局の季節の風景。

立てばし芍薬、歩けば牡丹。綺麗なものですね!

東根市の初夏に咲いた淡いピンク色の芍薬の花。女性の体調相談や漢方相談の多い土屋薬局の季節の風景。


関連記事

・膀胱炎と漢方のお話

・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と痰湿体質について


・ジメジメ季節の湿疹と中医学の考え方


※遠方の方からのご相談も増えています
お電話・メールでのご相談も可能です
詳しくは「土屋薬局 妊活」で検索ください🍒

Instagramでは妊活の体づくりやお客様の声を日々発信しています。
最新情報はこちらからご覧ください。
https://www.instagram.com/tutiya.yakkyoku