【子宮内膜症・子宮腺筋症】基礎体温が高めの方の漢方的な考え方|妊活・排卵痛との関係

基礎体温子宮内膜症子宮腺筋症

2026年6月12日

子宮内膜症・子宮腺筋症で基礎体温が高めの方の漢方的な考え方

基礎体温が高い、排卵痛がある、ほてりや寝汗が気になる方へ。子宮内膜症・子宮腺筋症と基礎体温の関係を中医学の視点から解説します。

こんにちは。薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

山形県東根市の土屋薬局では、子宮内膜症や子宮腺筋症、不妊症のご相談をお受けすることがあります。

妊活中の方の基礎体温表を拝見していると、30代後半頃から基礎体温が全体的に高めになる方を見かけることがあります。

もちろん個人差はありますが、

・低温期でも36.5~36.6℃
・高温期では36.9~37.0℃前後

というように、全体的に高めに推移するケースです。

不妊治療中の方では、黄体補充療法などの影響で基礎体温が高くなることもあります。

また年齢とともに卵巣機能が変化し、ホルモンバランスの影響を受けることもあります。

基礎体温が高めで、ほてりや寝汗を伴うことも

このような方の中には、

・寝汗をかく
・のぼせる
・ほてりやすい
・口が渇く
・肌が乾燥しやすい
・生理周期が短くなってきた

といった症状を伴うことがあります。

中医学では、このような状態を「陰虚(いんきょ)」や「陰虚火旺(いんきょかおう)」として考えることがあります。

従来の「冷え性だから温める」という発想だけではなく、

「熱を持ちすぎていないか」

という視点も大切になります。

子宮内膜症や子宮腺筋症との関係

子宮内膜症や子宮腺筋症の方では、

・排卵痛
・生理痛
・レバー状の血塊
・月経量が多い
・不正出血

などを伴うことがあります。

中医学では、

・瘀血(おけつ)
・血熱(けつねつ)
・気鬱化火(きうつかか)

などの状態として考えることがあります。

実際の漢方相談では、基礎体温表だけでなく、痛みの有無や月経の状態、冷えやほてり、睡眠や胃腸の状態なども合わせて確認していきます。

排卵痛と基礎体温が高めだったご相談例

以前ご相談いただいた30代後半の女性の方です。

・二人目不妊
・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と言われたことがある
・基礎体温が安定しない
・排卵日が分かりにくい
・おりものが少ない
・排卵痛がある
・胃腸が弱い
・冷えると便がゆるくなる
・ふくらはぎから下が冷える

という状態でした。

基礎体温は、

・低温期36.5~36.6℃
・高温期36.8~36.9℃

で推移していました。

漢方は体質や症状によって選び方が異なるため一概には言えませんが、この方の場合は基礎体温表や体質を参考にしながら処方を検討しました。

その後、妊娠のご報告をいただきました。

基礎体温表は身体からのメッセージ

妊活の漢方相談では、

「冷えているから温める」

だけではなく、

「熱を持ちすぎていないか」
「瘀血はないか」
「胃腸の働きはどうか」

なども大切になります。

基礎体温表には、

・排卵の状態
・高温期の様子
・月経周期の変化

など、たくさんの情報が隠れています。

土屋薬局では、基礎体温表を拝見しながら、お一人おひとりの体質に合わせて漢方相談を行っています。

子宮内膜症や子宮腺筋症、排卵痛、妊活でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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