
更年期の耳鳴りも、体の声。まずは発症のきっかけを一緒に整理します🍒
更年期や突発性難聴、耳鳴りのご相談をお受けしていると、多くの方がまず、こうお話しされます。
「キーンという音がします」
「ザーッと鳴り続けていて不安です」
もちろん、症状そのものはとても大切です。
ただ、漢方相談の現場で私が最初に大切にしているのは、
“音の種類”よりも、
**「いつ・どんなきっかけで始まったのか」**という点です。
なぜ「発症のきっかけ」を大切にするのか
耳鳴りは、ある日突然始まることもありますが、よくお話を伺っていくと、その少し前に
- 強いストレスが続いていた
- 家族のこと、仕事のことで緊張が抜けなかった
- 睡眠不足が重なっていた
- 冷えや体調不良を我慢していた
といった背景が見えてくることが少なくありません。
耳鳴りは「耳だけの病気」というよりも、体と心のバランスが崩れたサインとして現れることも多いのです。
症状だけを追うと、漢方が合わないことがある
「耳鳴り=補腎」
これは中医学の基本的な考え方の一つで、間違いではありません。
ただし、
- 強い緊張状態が続いている
- 不安感やイライラが抜けない
- 夜になると症状が強くなる
このような場合、
**発症の引き金が“ストレスや神経の高ぶり”**にあることもあります。
この状態で、症状だけを見て補腎の漢方を続けても、なかなか変化を感じにくいことがあります。
漢方相談では、こんなことを伺っています
耳鳴りのご相談では、次のような点を丁寧に伺っています。
- 症状が出始めた時期
- その頃の生活や出来事
- 睡眠の質や時間
- 冷えや疲れの自覚
- 耳鼻科での検査や治療の経過
これらを一緒に整理することで、「今、体のどこに負担がかかっているのか」が少しずつ見えてきます。
耳鳴りは“結果”、原因は別のところにあることも
耳鳴りは、結果として耳に現れていても、
- 自律神経の乱れ
- 気血の巡りの低下
- 冷えや緊張の蓄積
など、土台の乱れが関わっていることがあります。
だからこそ、「どんな音か」だけでなく、**「なぜ今、出てきたのか」**を一緒に考えることが大切だと感じています。
まとめ
- 耳鳴りの漢方相談では、症状だけで判断しない
- 発症のきっかけを丁寧に聴くことで、方向性が見えてくる
- 体全体のバランスを整える視点が大切
※突発性難聴や急な耳鳴りは、早めの耳鼻科受診が重要です。
医療機関での治療と並行しながら、ご相談ください。
更年期の耳鳴りシリーズこちらも参考になりましたら、幸いです。











