
こんにちは。土屋薬局の薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今回は、右卵管閉塞と子宮筋腫があり、ご主人も精子の数が少ないと指摘されていた34歳の女性のお話です。
いくつかの心配を抱えながら、ご夫婦で妊活に取り組み、無事に妊娠、出産されました。
山形市のお母様と一緒にご来店
Aさまが初めて土屋薬局へ来店されたときは、娘さんのことを心配された山形市のご実家のお母様も一緒でした。
Aさまは仕事をされていて、帰宅は午後10時。早くても午後9時という大変な勤務環境でした。夜は午前0時から1時頃に寝て、朝は5時50分に起きる生活です。
食欲はありましたが、帰宅が遅いために夕食を抜き、1日2食になることもありました。
それまでに人工授精を3回受け、個人の産婦人科クリニックから総合病院へ転院していました。検査では右卵管閉塞と診断され、子宮筋腫も2~3個ありました。
「子宮筋腫に押されて、卵管が詰まっているのではないか」
病院では、そのように説明を受けていたそうです。
生理前のイライラ、疲れやすさ、肩こり
初潮は13歳。月経周期は26~28日で、月経は6日間。2~3日目に経血量が多くなり、少し血の塊が混じることもありました。
生理痛はそれほどつらくありませんでしたが、生理の2日前になるとイライラし、生理中は身体がだるくなります。ほかにも、疲れやすさや肩こり、体重のことを気にされていました。
ご主人は30代後半のバスの運転手さんでした。精液検査では精子の数が少なく、乏精子症を指摘されていました。
Aさまだけではなく、ご夫婦ともに妊娠に向けた身体づくりが必要なケースでした。
血の巡りを考えた子宝漢方
Aさまには、養血調経の漢方薬と、水蛭を配合した活血化瘀の漢方食品をご提案しました。
養血調経とは、身体に必要な血を養いながら月経を整えていく考え方です。活血化瘀は、滞っている血の巡りをなめらかにしていく方法です。
中医学では、子宮筋腫や月経血に塊が混じる場合などに、「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血の巡りの滞りが関係していると考えることがあります。
Aさまの場合も、病院での検査や治療を続けながら、妊娠に向けて血の巡りを整えていくことにしました。
「もう一度、卵管造影検査を受けてみます」
次に来店されたとき、Aさまは、「今度、もう一度、卵管造影検査を受けてみます」と話されました。最初の卵管造影検査では、右の卵管が詰まっていると診断されていました。
このときは月経4日目。以前は生理中に右脚のつらさがありましたが、今回は気にならなかったそうです。食欲やお通じは変わらず、経血には少し塊が混じっていました。
「やはり生理前はイライラしやすいです」そんなお話もありました。
舌を拝見すると、色は淡く、舌の苔がところどころ剥がれた「花剥苔」がみられました。それと同時に、舌苔がやや多く、胃腸の働きや身体にたまった「湿」の影響も考えられました。
そこで、これまでの養血調経と活血化瘀に加えて、胃腸を丈夫にし、余分な湿を取りながら必要な潤いを補う漢方薬を併用することにしました。
卵管の通りにくさを中医学的に考えるときには、血の巡りを整えることと、身体にたまった湿をさばくこと。この二つの方向から考える場合があります。
Aさまは、会社の方から「母も漢方を飲んでいたそうです」という話を聞いていたこともあり、漢方による体づくりに前向きに取り組んでくださいました。
ご主人も一緒に漢方を
ご主人はバスの運転手さんで、勤務時間が不規則。ご夫婦の休みがなかなか合わないことも、妊活を続けるうえでの悩みでした。
精子の数が少ないこともあり、ご主人にも体力や男性の妊活を支える漢方を飲んでもらうことになりました。
妊活は、女性だけが頑張るものではありません。ご夫婦それぞれの体調や生活を見ながら、一緒に取り組んでいくことが大切です。
「妊娠5週目です!」
その後、Aさまから嬉しいご連絡をいただきました。
「妊娠5週目です!」
妊娠12週を迎えてからも経過は順調でした。そして無事に赤ちゃんが生まれたあと、ご主人が出産のご挨拶を兼ねて土屋薬局へ来店してくださいました。
その日は、産後の身体をいたわる漢方薬をお求めになりました。
ご主人が一人で薬局へ来て、「無事に生まれました」と知らせてくださったことを、今でも嬉しく覚えています。
右卵管閉塞と子宮筋腫。そして、ご主人の乏精子症。帰宅が遅く、ご夫婦の休みもなかなか合わない生活でした。
それでも、ご夫婦で一緒に妊活を続け、赤ちゃんを迎えることができました。
Aさま、ご出産、本当におめでとうございました。末永く、ご家族で幸せにお過ごしください。
土屋薬局では、病院での検査結果や治療歴だけではなく、月経周期、基礎体温、舌の状態、食事、睡眠、仕事の時間、ご夫婦の生活まで伺いながら、一人ひとりに合った妊活の漢方相談を行っています。
卵管閉塞や子宮筋腫、男性不妊などがあり、これからの妊活に悩んでいる方も、どうぞお気軽にご相談ください。
子宝相談は、人生相談。
土屋薬局は、あなたの人生を応援します!
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