40歳で3回の流産を経験。漢方で体質改善し妊娠・出産へ

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2025年2月27日

「40歳で3回の流産を経験しましたが、漢方を取り入れた体質改善によって自然妊娠し、無事に第二子を出産されました。」

流産や不育症で悩んでいる方にとって、妊娠の継続は大きな課題です。今回は、実際に当店で漢方相談を受けながら妊娠・出産された40代のお客様の体験談をご紹介します。

流産を繰り返す原因とは?
妊娠しやすい体づくりに役立つ漢方とは?
不育症と診断された場合の対策は?

流産予防や妊娠力アップに必要な漢方の考え方や具体的な方法についても解説していきます。妊活中の方や不育症でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

A子さまは、2人め希望です。結婚7年目、40歳です。令和6年2月7日が初めての漢方相談でした。2人目希望です。お子様は1人3歳になります。過去に3回流産されたことがあります。

初潮は12歳、月経周期は28日間、月経期間6~7日間。最多出血日は2日めです。生理痛は辛くありません。排卵日のおりものは3日未満です。少ない感じです。性欲低下、冷え性、疲れやすい、イライラなどあります。

1回目の流産は子どもを授かる前に自然に流れました。2回目の流産は、令和5年11月に流れました。その後の生理は2回きています。経血量が減ってきてました。基礎体温表は記録し始めて10日目になるそうです。御主人様は38歳。製造業、夜勤あり。
基礎体温は10日前からつけるのを再開しましたが36・1℃と低い感じです。前回の生理は、夜用ナプキンが不要なほど、量が少なかったです。

その日は婦宝当帰膠と麦芽を炒ったもの、プラセンタ製剤をご紹介しました。
2月24日再度のご来店、家でじっくりと検討していただきました。不育の検査もしました。次回は3月7日に通院で主人も検査するそうです。漢方は、前回に説明させていただいた、婦宝当帰膠と麦芽を炒ったもの、プラセンタ製剤の3つです。主人も今度、一緒に連れてきたいそうです。

3月2日。主人と一緒にご来店です。生理は2月20日から25日まで。今日は月経周期12日めですす。主人はアルコールを毎日のでいるので、子宝を希望されるときにはやめたほうがいいとアドバイスしました。食用アリ製剤のイーパオも検討してみる。

令和6年4月2日再来店。

夫婦で検査しました。①クラミジアは治っています。②抗核抗体40倍 ③AMHも検査結果がでます。

卵子の老化が流産の原因かも。麦芽を炒ったものを購入されていかれました。

6月10日に電話あり。不正出血がありました。生理後の不正出血など大丈夫ですか?との問。

6月27日 自然妊娠されました。5週目です。
4週目に大腸カメラを受けたのが心配、茶色い出血も心配です。

6月29日 8週後半。出血で切迫だった。継続できるか心配。2週間出血あり、だらだら続く。妻の幸先生の相談で、婦宝当帰膠と3年から7年で育つ人参をお勧め。

8月23日 あと2週間で安定期。近くまで来たので立ち寄りました。

10月19日 婦宝当帰膠2本入をリピートでご購入。

令和7年2月19日にご連絡あり。第二子出産しました!女の子でした。おめでとうございます。土屋薬局からは出産お祝いのフォトフレームをお贈りさせていただきました。

嬉しいご報告をいただきました

先週、InstagramのDMで嬉しいお知らせが届きました。ご紹介させていただきます。40代のお客様です。おめでとうございます!

「こんばんは♪ ご無沙汰しております!! 2ヶ月半、切迫早産で入院の末 2月◯丸日に無事に第二子出産致しました。 簡単ではありますがご報告とさせて頂きます。 念願の赤ちゃんとっても可愛いです

😍

お世話になりありがとうございました♪」

こちらのお客様には特別な思い入れがあります。ちょうど初めての漢方相談会のご予約が14時ごろだったのですが、当日の昼休みに、私の息子を東根市のタントクルセンター(子どもの遊び場)に連れて行った際、偶然お会いしたことがありました。不思議なご縁を感じるお客様です。

<流産を防ぐ中国漢方の方法について考察>
中国漢方での流産防止では、胎児の染色体異常では漢方薬をもっとしても食い止めることはできませんが、それ以外の場合は状況に応じて対処可能なケースも多いものです。
おなかの中で赤ちゃんを育てるには、おもに胎児をしっかりと安定させる作用をもつ腎の役割です。それとともに飲食物を消化・吸収して赤ちゃんを養うエネルギーを生み出す脾の養胎力も不可欠です。

腎(じん)や脾(ひ)の機能を高める漢方薬のなかには、とくに安胎(あんたい)、養胎(ようたい)薬、つまり流産予防の力をもつものがあります。
生薬では、菟糸子、続断、桑寄生、杜仲、艾葉、黄耆、白朮、陳皮などの生薬などあります。漢方薬の方剤でも、それらを含むようなものもあり上手に応用していけばとても力強い味方になってくれます。これらの安胎・養胎薬と体質に合わせた漢方薬を併用するのが流産予防の基本となります。

当帰製剤なども、「当に赤ちゃんが帰って来る」という意味の当帰がたっぷりと配合されている漢方ですし、プラセンタ製剤も、豚の胎盤製剤ですが、赤ちゃんをお母さんをつなぐ大事な臓器です。胎盤がしっかりしているからこそ、「玉のような赤ちゃん」が生まれてきます。麦芽を炒ったものは、ストレスの解消や基礎体温を整える。強烈な母性反応を抑えるなど妊活において大活躍するアイテムです。とくに流産後のお客様の相談には手応えを感じることが多いです。

不育症、流産を繰り返してなかなか着床しないなどのお悩みのかた、どうぞご相談お寄せください。

妊娠出産おめでとうございます!

こちらのコラムに大幅に加筆させていただきました。