
こんにちは。
薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
「クラミジア感染症が見つかり、両方の卵管が閉塞していると言われました」
「自然妊娠は難しいのでしょうか?」
「体外受精へ進む前に、できることはありませんか?」
今回は、クラミジア感染後に卵管造影検査を受け、「両卵管閉塞」と診断されたお客様の漢方相談をご紹介します。
数か月取り組んでも妊娠しなければ、体外受精へ進むことを考えていました。
ところが、漢方相談を始めた翌月に自然妊娠。その後も妊娠は順調に経過し、無事に出産されました。
クラミジア感染症と両卵管閉塞
クラミジア感染症は、自覚症状がほとんどないことも多い感染症です。
女性では、感染が子宮から卵管へ広がり、炎症や癒着を起こすことがあります。
卵管は、排卵された卵子と精子が出会い、受精した胚が子宮へ移動するための通り道です。
クラミジア感染後に卵管周囲の炎症や癒着が起こると、
- 卵管が狭くなる
- 卵管が閉塞する
- 卵子を取り込む働きが低下する
- 子宮外妊娠のリスクが高くなる
- 卵管性不妊につながる
といった問題が起こることがあります。
今回のお客様も、婦人科の卵管造影検査で「左右両方の卵管が閉塞している」と説明を受けました。
体外受精へ進む前に漢方相談
両方の卵管が閉塞していると聞き、お客様は大きな不安を抱えていました。
まずは数か月間、漢方を取り入れながら身体を整え、それでも妊娠しなければ体外受精へ進むというお考えでした。
中医学では、卵管周囲の炎症や癒着、下腹部の痛みなどがある場合、「瘀血(おけつ)」や「湿熱(しつねつ)」などの体質を考えます。
漢方相談では、卵管の状態だけでなく、
- 月経周期
- 生理痛
- 経血の色や血の塊
- おりもの
- 冷え
- 下腹部の痛み
- 基礎体温
- 胃腸の状態
- 疲労やストレス
- 舌や脈の状態
なども確認します。
今回のお客様にも、婦人科での治療方針を大切にしながら、お身体の状態に合わせた漢方をご紹介しました。
漢方相談の翌月に自然妊娠
そして、漢方相談を始めた翌月。
お客様から、自然妊娠されたという、うれしいご報告をいただきました。
卵管造影検査では両卵管閉塞と診断され、いずれは体外受精へ進むことも考えていたため、私たちも本当に驚き、うれしく思いました。
お客様からは、
つくづく思いますが、土屋薬局さんと出会えて本当によかったです。
という、ありがたいお言葉をいただきました。
その後、胎嚢も子宮内に確認され、妊娠は順調に経過。
無事に出産されたことまで伺っています。
本当におめでとうございました!
両卵管閉塞でも自然妊娠できたのはなぜ?
卵管造影検査は、子宮内に造影剤を入れ、卵管が通っているかどうかを調べる検査です。
ただし、検査のときに卵管が一時的に収縮したり、卵管の入り口が緊張したりして、造影剤が通りにくくなることがあります。
また、卵管造影検査によって造影剤が流れたあと、軽い詰まりなどに変化が起きる場合も考えられます。
今回、どのような変化によって自然妊娠に至ったのかは分かりません。
漢方相談を始めた翌月の妊娠ですので、「漢方によって両卵管が開通した」とまでは申し上げられませんが、体外受精へ進む前に自然妊娠し、無事に出産された大変うれしい体験談です。
卵管閉塞の漢方相談で大切なこと
卵管閉塞の状態は、お一人おひとり異なります。
閉塞している場所、癒着の程度、卵管水腫の有無、年齢、卵巣機能、精液検査の結果などによって、治療方針も変わります。
病院では、
- 卵管造影検査の再検査
- 卵管鏡下卵管形成術
- 腹腔鏡手術
- 人工授精
- 体外受精
などが検討されることがあります。
漢方では、こうした婦人科での検査や治療と並行しながら、月経、冷え、血の巡り、炎症、疲労などを含め、妊娠を目指す身体全体を整えていきます。
卵管閉塞と漢方のよくある質問
両卵管閉塞でも自然妊娠することはありますか?
両方の卵管が完全に閉塞している場合、自然妊娠は難しくなります。
一方、卵管造影検査では、一時的な収縮などによって卵管が閉塞しているように見えることもあります。検査結果の詳しい内容や閉塞している場所について、主治医に確認することが大切です。
クラミジア感染症は漢方で治療できますか?
クラミジア感染症は、医療機関で検査を受け、抗菌薬で治療することが基本です。
漢方相談では、必要な治療を受けたうえで、月経や冷え、下腹部の状態、疲労などを確認しながら体調を整えます。
卵管造影検査のあとに妊娠することはありますか?
卵管造影検査後に自然妊娠される方はいらっしゃいます。
造影剤が卵管を流れることで、軽い詰まりなどに変化が起きる可能性も考えられますが、すべての方に当てはまるわけではありません。
妊娠反応が陽性になったら、何に気をつければよいですか?
卵管障害がある方は、子宮外妊娠にも注意が必要です。
妊娠反応が陽性になったら早めに産婦人科を受診し、胎嚢が子宮内にあることを確認してもらいましょう。
まとめ|両卵管閉塞から自然妊娠・出産へ
今回のお客様は、
- クラミジア感染症が見つかった
- 卵管造影検査で両卵管閉塞と診断された
- 数か月後には体外受精を考えていた
- 漢方相談の翌月に自然妊娠した
- 子宮内妊娠が確認された
- 無事に出産された
という経過でした。
「両卵管閉塞」と聞いたときには、自然妊娠は難しいのではないかと、大きな不安を感じたことと思います。
そのお客様から自然妊娠、そして出産のご報告をいただけたことは、私たちにとっても忘れられない喜びとなりました。
卵管閉塞やクラミジア感染後の卵管性不妊でお悩みの方は、婦人科で検査結果や今後の治療方針を確認しながら、今できることを一緒に考えていきましょう。
土屋薬局でも、病院での治療を大切にしながら、お一人おひとりの体質やご希望に合わせた漢方相談を承っています。
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