子宮内膜症・子宮腺筋症と短い月経周期|23日から28日になった漢方相談例

チョコレート嚢胞子宮内膜症子宮腺筋症月経不順月経周期が短い

2026年11月5日

「以前より生理が早く来るようになった」
「23日、24日で次の生理が来てしまう」
「子宮内膜症もあり、妊活に影響しないか気になる」

月経周期の変化をきっかけに、漢方相談にいらっしゃる方もいます。
こんにちは。山形県東根市の土屋薬局、薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今回は、子宮内膜症・子宮腺筋症があり、チョコレート嚢胞の手術も経験されたお客様から、月経周期の変化についてうれしいお話を伺ったときの記録をご紹介します


子宮内膜症・子宮腺筋症があり、月経周期は23日

こちらのお客様は、子宮内膜症、子宮腺筋症があり、過去にチョコレート嚢胞の手術も受けていらっしゃいました。ご相談の中で気になっていたことの一つが、23日という短い月経周期でした。


生理が終わったと思ったら、また次の生理が近づいてくる。妊活中であれば、排卵の時期や高温期の長さも気になるところです。

漢方相談では、月経周期だけでなく、基礎体温、生理痛、経血の様子、日々の体調なども確認しながら、その方に合わせた内容を考えていきます


漢方を服用された翌月、23日周期から28日周期に

前月からご案内した漢方を服用され、その後のご相談で、月経周期が23日から28日になったと伺いました。

お客様は、
「20代のときに戻った」
とお話しくださいました。

ご自身が覚えている、以前の体のリズム。その感覚に近づいたことを喜んでいらっしゃいました。
私も、すごくうれしく思いました。

妊活のご相談では、妊娠判定や採卵結果のご報告はもちろん、こうした日々の変化を一緒に喜ぶこともあります。お客様ご自身が「いつもと違う」「前のようになった」と感じたことも、大切に伺っています。


月経周期と基礎体温を合わせて見る

月経周期に変化があったときは、その日数とともに、基礎体温や体調の経過も確認していきます。

今回、記録としてお伝えできるのは、漢方を服用された後の周期が23日から28日になり、ご本人も以前のリズムに戻ったように感じていらっしゃったことです。
この一度の変化だけで、卵子の状態や妊娠しやすさまで判断することはできません。

また、すべての方が28日周期を目指すわけでもありません。その方の普段の周期と比べてどうか、変化が続いているか、痛みや出血などに変わりがないかも大切です。


基礎体温を記録されている方は、紙の体温表でも、スマートフォンのアプリでも、ご相談の際にお見せください。月経の記録と一緒に拝見します。


月経周期が短いときの中医学的な考察

ここで、以前のコラムから、月経周期が短い方の漢方相談で考えることをご紹介します。

中医学では、生理が早く来る「月経先期(げっけいせんき)」について、大きく「気虚」と「血熱」の方向から考えます。28日より短いという日数だけで判断せず、普段の周期や基礎体温、経血、体調も合わせて確認します

A:気虚(ききょ)タイプ

「気」は、体を動かしたり、血を保ったりする働きを担うと考えます。
気が不足すると、血を保つ力が弱くなり、月経が早まることがある、というのが中医学の捉え方です。
疲れやすい、元気が出ない、食欲が少ないなどの様子がないか確認します。冷えも伴う場合には、体を温める力の不足も考えます。

以前のコラムでは、冷えを伴う方を「冷え冷えで周期が短いタイプ」と表現していました。
ただし、冷えや周期の短さだけで、卵胞の育ちが悪いと判断するわけではありません。

B:血熱(けつねつ)タイプ

もう一つは、「熱」が血に影響し、月経を早めると考えるタイプです。
こちらは、熱が過剰な「実熱(じつねつ)」と、体を潤す「陰」が不足して熱が目立つ「陰虚による虚熱(いんきょによるきょねつ)」を分けて考えます。

ほてりや口の渇き、寝汗、経血の色や量、舌の状態なども確認し、熱の性質を見極めていきます。
以前は、熱がこもるイメージを「サウナ状態」と例えていました。これは中医学の考え方を説明する比喩で、子宮や卵子の温度が実際に高くなっているという意味ではありません

同じ短い月経周期でも、漢方の方針は異なります

気を補うことを考えるのか、余分な熱を冷ますのか、潤いを補って熱を落ち着かせるのか。
同じ「周期が短い」というお悩みでも、体の状態によって方針は異なります。
こうして、一人ひとりの症状や舌、基礎体温などを合わせて考え、漢方を選ぶことを「弁証論治(べんしょうろんち)」といいます。
今回の記録だけでは、お客様がどのタイプだったかまではお伝えできませんが、漢方相談では、このような視点も大切にしています。


子宮内膜症・子宮腺筋症の相談では、毎月の過ごしやすさも大切に

子宮内膜症や子宮腺筋症があり、妊活に取り組んでいると、病院での検査や治療の予定に気持ちが向くことも多いと思います。
その中で、生理の間隔や痛み、冷え、疲れやすさ、食事や睡眠についても、気になることがあればお聞かせください。


同じ病名でも、お困りの症状や治療の段階は一人ひとり異なります。漢方相談では、その違いを伺いながら考えていきます。
子宮内膜症やチョコレート嚢胞についての漢方の考え方は、「子宮内膜症と漢方|生理痛・チョコレート嚢胞・妊活相談」でもご紹介しています。


「20代のときに戻った」という言葉が印象に残っています

今回のご相談で印象に残っているのは、周期の日数に加えて、お客様が「20代のときに戻った」と喜んでくださったことです。
ご自身の体の変化を、そんなふうに言葉にしてくださったことを、私もうれしく感じました。
妊活中の経過には、不安になることもあれば、少しほっとする出来事もあります。その一つひとつを、ご相談の中で共有していただければと思います。

子宮腺筋症・チョコレート嚢胞があり、体外受精を経てご出産された方の経過は、こちらの漢方相談の記録でご紹介しています。


山形県東根市・土屋薬局の漢方相談

土屋薬局では、子宮内膜症・子宮腺筋症・チョコレート嚢胞に伴うお悩みや、月経周期、生理痛、妊活中の体調について、漢方相談を承っています。

「生理が以前より早く来るようになった」
「基礎体温表を見ながら相談したい」
「病院での治療と並行して、漢方についても聞いてみたい」
そのような方は、現在の治療や、お困りのことをお聞かせください。


初回のご相談は約1時間が目安です。基礎体温表や検査結果、服用中のお薬が分かるものがありましたら、ご用意ください。

遠方の方は、電話・メール・LINEでのご相談も承っています。
漢方相談は予約制・相談無料です。
お電話:0237-47-0033

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※個別の相談経過をご紹介したものです。月経周期の変化にはさまざまな要因があり、漢方の効果や同様の結果を保証するものではありません。