口腔灼熱症候群(舌痛症)の漢方相談について
症状・お悩み別(目・耳・鼻・のど・舌)舌痛症(口腔灼熱症候群)
2025年3月26日
おはようございます。今日は、口腔灼熱症候群(舌痛症)に関する漢方相談について、メーカー担当者とやり取りした内容を記録したいと思います。
口腔灼熱症候群とは?
口腔灼熱症候群とは、舌や口の中に焼けるような痛みやしびれ、違和感が生じる疾患です。特に更年期の女性に多く、ストレスや自律神経の乱れ、口腔の乾燥、炎症などが関与していると考えられています。
今回、お客様からのご相談は以下のようなものでした。
「口の中の歯茎の真ん中あたりから、しょっぱい物がギュッと出てくる。出てくる部分に灼熱感、痛み、しびれがある」
この症状に対して、漢方メーカーの担当者に意見を伺いました。
漢方メーカー担当者とのやり取り
- 熱感が強い場合 → 桂枝五物湯
「桂枝五物湯は、口の中が熱くて痛む場合に即効性が期待できます。炎症や灼熱感がある方におすすめです。」
- 乾燥が気になる場合 → 甘露飲
「甘露飲は、ドライマウスのような乾燥傾向の方に適しています。慢性的な口内トラブルにも良いでしょう。」
- ストレスが関与する場合 → 柴胡剤(逍遥散)や弓帰調血飲第一加減
「ストレスが絡んでいる場合は、柴胡剤(逍遥散など)や弓帰調血飲第一加減が良い選択になります。」
- 炎症や膿がある場合 → 荊防敗毒散
「もし炎症が強く、腫れや膿がある場合は、荊防敗毒散も候補になります。」
まとめ
今回の相談を通じて、口腔灼熱症候群には 「熱感」「乾燥」「ストレス」「炎症」 などの要因があり、それぞれに適した漢方薬があることを改めて確認しました。
口の中のトラブルは、五官病(目・耳・鼻・口・喉)の一つとして重要な領域です。今後も、こうした症状に対応できるよう、さらに学びを深めていきたいと思います。

この記事を書いた人
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員A級の土屋幸太郎です。

山形県東根市の土屋薬局で、妊活・不育症・更年期、痛み・しびれ、耳鳴り、胃腸の不調、疲れ、睡眠、ダイエット、お子さまの体質などの漢方相談を承っています。
私自身も10年間の不妊を経験し、52歳で父になりました。その経験も生かしながら、「がんばらせない漢方」を大切に、お一人おひとりの体質やお気持ちに寄り添った相談を心がけています。
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