反復着床不全の漢方相談|3回の移植で陰性、その後の出産と二人目への歩み|土屋薬局

二人目不妊体外受精(IVF)妊娠・出産の喜び子宝漢方着床障害

2026年10月27日

土屋薬局の相談スペースを背景に「反復着床不全の漢方相談 ご出産、そして二人目への歩み」と記したアイキャッチ画像

体外受精で良好な胚盤胞を移植しても、なかなか妊娠につながらない。期待して結果を待ち、陰性とわかるたびに、「次はどうしたらいいのだろう」と悩んでしまうこともあると思います。

山形県東根市の土屋薬局には、反復着床不全でお悩みの方から、漢方で身体を整えたいというご相談が寄せられています。

体外受精では、「採卵に向けた身体づくり」と「移植に向けた身体づくり」を分けて考え、お一人おひとりの体調や治療内容に合わせて漢方をご提案しています。

今回は、3回の移植で陰性が続いた後に漢方相談を始め、4回目の移植で妊娠、その後、無事にご出産されたお客様のお話です。2年後には、2歳になったお子様とともに、二人目を願って再びご相談にいらしてくださいました。


「4AAの胚盤胞が3個残っています」反復着床不全の漢方相談

「4AAの卵が3個残っています」

体外受精での反復着床不全のご相談を受けたのは、令和5年10月21日のことでした。

1回の採卵で14個採れ、10個が受精し、6個を凍結。毎回期待して移植に臨みましたが、陰性という結果が3回続いていました。

反復着床不全(RIF)とは、体外受精において、良好な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない状態のことです。

直近のホルモン値は、FSHが6.59、LHが8.24です。ホルモン値はFSH<LHと逆転していました。

お客様は、ご相談の前日からプラノバールを飲み始めているとのことでした。

反復着床不全の子宝漢方相談は、これまで何度となく担当させていただいています。良い結果につながり、赤ちゃんの写真を同封したお手紙をいただいたり、ご出産の大きな喜びを分けていただいたりする機会も多くありました。

当時、こちらのお客様には、イスクラ婦宝当帰膠、冠元顆粒、参茸補血丸の3つをご紹介するところからのスタートでした。

婦宝当帰膠はリズムをつくり、冠元顆粒はスムーズに巡らせ、参茸補血丸は冷えの改善につながります。

11月18日に再来店されました。

①冷えを感じる範囲が狭くなった
②便通が良くなった

とのことでした。

妊活の漢方相談では、便秘が改善するなど、お通じが良くなることも大切です。

臓腑でいえば、「腑」の流れが詰まっているのが「便秘」です。「大腸」の状態が正常になれば、「肺」のリズムも良くなり、全身の気の巡りも淀まなくなり、基礎体温表がきれいになったりします。

11月22日に受診し、TRIO検査の結果を聞く予定とのことでした。

漢方薬は、

1)イスクラ婦宝当帰膠
2)イスクラ冠元顆粒
3)イスクラ参茸補血丸

これに、ビタエックス顆粒250グラム(ボトル)を加えました。

ビタエックス顆粒は、本来持っている女性の力を引き出す、医薬品のプラセンタです。原料は、鹿児島の契約農場で飼育されている黒豚の胎盤です。データを見ると、アミノ酸スコアなど、通常のプラセンタよりもかなり濃度が高くなっていて、これも効き目につながる要素のひとつかもしれないと、うなずけます。


4回目の胚盤胞移植に向けて

2023年12月16日(令和5年)

体外受精の4回目の移植は、26日の予定です。

冷えは足の指先に残っています。EMMA検査で引っかかり、抗生剤を1週間飲みました。順調に進めば、12月26日に凍結融解胚盤胞移植を行います。20日に通院して、子宮内膜をチェックする予定です。

エストラーナテープを4枚貼っています。ラクトフローラの膣錠を入れています。サプリメントも飲んでいます。

このときの漢方薬は、次の3種類でした。

1)婦宝当帰膠
2)冠元顆粒
3)参茸補血丸


妊娠・胎嚢確認、そして出産のご報告

2024年1月20日(令和6年)

妊娠! 胎嚢を確認できました。妊娠6週2日です。1月10日からつわりが続き、ご飯を食べるのがつらいとのことでした。

子宮内膜が、初めて10ミリを超えました。それまでは9ミリ台で、10ミリを超えることはありませんでした。

このときは、ルテウム膣錠とエストラーナテープ2枚(2日に1枚)を使用されていました。

鍼灸にも通っていて、鍼灸師の先生から、脈診で「滑脈(かつみゃく)ですね!」と言われたそうです。

※滑脈とは、妊娠したときにみられるとされる脈象です。コロコロと駆け抜けるような脈と言われています。

漢方薬は、

1)参茸補血丸
2)冠元顆粒

2月15日の漢方相談のご予約をいただいていましたが、つわりがつらく、キャンセルとなりました。

その後、お客様からご出産のお礼のお便りを頂戴しました。

2024年9月12日

「土屋先生

大変ご無沙汰しております。メールで失礼します。

冬に漢方相談をお願いしておりました、〇〇です。

9月◯日に女の子を無事に出産し、母子ともに元気に退院しました。

4回目の移植でしたが、漢方を服用して最初の移植で出産までいくという奇跡に、漢方の力ってすごいな、と改めて感じました。

本当にありがとうございました。

初産にしては時間がかからず、看護師さんからも『初産ですよね?』と驚かれました。

また、胎盤も見せてもらいましたが、500gあり、立派だと言われました。

つわりで漢方が服用できなくなってしまい、つわりが終わったら漢方を再開しようと思っていましたが、お医者さんからストップがかかりまして、薬局の方へ通えずにおりました。ご連絡もせず、大変失礼しました。

また身体づくりなどでお世話になるかと思います。その際はよろしくお願いします。」

母子ともにお元気とのご報告をいただき、私たちも嬉しく思いました。無事のご出産、誠におめでとうございました!


考察|反復着床不全の漢方相談で大切にしていること

体外受精では、1)採卵する、2)移植する、という2つの段階を分けて考えていきます。

C子さまは、すでに4AAの胚盤胞が3個ある状態で、反復着床不全の漢方相談にいらっしゃいました。そのため、着床を目指した身体づくりを支える漢方の処方をご提案しました。

ただし、一人ひとり、体質や体調、年齢、月経周期は異なります。また、季節やお住まいの地域の風土も関係しますし、治療内容にも合わせて漢方を考えますので、ご自身の状態に合ったご相談をされることをお勧めします。

着床を目指す際には、中医学では、養血調経、補腎活血、化痰、補気、清熱解毒など、さまざまな方法を考えます。お客様の状態に応じて、これらを組み合わせていきます。

また、妊娠を目指すときには、中医学の臓腑の考え方でいう、五臓の「腎(じん)」と「脾(ひ)」の力を強めることも大切にしています。

中医学的なイメージとしては、力の向きは上向きに「↑↑」。腰回りの「帯脈(たいみゃく)」の働きも整え、赤ちゃんがママのお腹でしっかり育っていけるように、という思いで身体づくりをお手伝いしています。

日々の漢方相談では、妊娠後もお身体の様子をお聞かせいただく機会があります。今日も、妊娠7か月のお客様がご来店されました。妊婦さんのオーラ、幸せなオーラがいっぱいで、こちらまで嬉しくなりました。


2歳のお子様との再会、そして二人目の漢方相談へ

それから2年。お子様は2歳になってかわいい盛りで、笑顔がとても印象的でした。

今年も、これから残っている胚盤胞を戻していくとのことで、再び漢方相談を始めることになりました。今回もうまくいってほしいなあと、心から願っています。


反復着床不全でお悩みの方へ|土屋薬局の漢方相談

移植を重ねても結果につながらず、「次の移植までに、自分にできることはあるだろうか」と考えていらっしゃる方もいると思います。

土屋薬局では、これまでの治療経過や現在のお身体の状態を伺い、冷え、月経、胃腸、睡眠なども含めて、移植に向けた身体づくりを一緒に考えています。

今回ご紹介した経過は、お客様お一人のものです。体質や治療内容はそれぞれ異なりますので、ご自身に合う漢方について、どうぞご相談ください。

漢方相談は無料です。山形県東根市神町の土屋薬局へ、お電話または下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。ご来店のご予約や、遠方からのご相談・漢方薬の郵送についても承っています。

電話:0237-47-0033
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これまでの経過や、今気になっていることからお聞かせください。一緒に考えていきましょう。

薬剤師・認定不妊カウンセラー 土屋幸太郎

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