― 婦宝当帰膠と田七人参を用いた中医学的アプローチ ―
こんにちは。
薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今回は、子宮筋腫があり、不正出血がなかなか止まらずに悩まれていた方の漢方相談例を、ご本人のご了承を得てご紹介します。

※本記事は過去のご相談記録の一例であり、同様の結果を保証するものではありません。
子宮筋腫もあり、不正出血が続いていた方のご相談
悩んでいた不正出血が良くなった、そんな嬉しいご報告がありました。
転用掲載の許可をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
実際にいただいたご連絡(原文を活かして)
3月末から出血がなかなか止まらなかったのですが、土屋薬局様の漢方薬を25日(金曜日)から飲み始めたところ、27日(日曜日)朝、一度うすく出血がみられましたが、おかげさまでその後はまったくありません。
今も出血はありません。
こんなに早く変化があり、本当にうれしいです。
2ヶ月近く出血で悩んでいたことが嘘のようです。
ありがとうございました。

婦人科での診察結果について
その後、月曜日に婦人科を受診され、
- 子宮がん検査:異常なし
- 子宮筋腫:約2cm
- 手術の必要は現時点ではなし
との説明を受けたそうです。
出血も落ち着いていたため、新たなお薬の処方はありませんでした。
Nさん(44歳)のこれまでの月経・体調の経過
Nさんは、44歳の女性です。
- 初潮:12歳
- 月経周期:30日周期
- 若い頃は月経痛が強く、寝込んだり鎮痛剤を使用
- 結婚後は月経痛が楽になる
昨年5月、生理が終わっても出血があり、婦人科で子宮筋腫が見つかりました。
今年になってから、3月頃より再び不正出血が続くようになり、
- 出血が止まりにくい
- レバー状の塊が多い
といった状態が続いていました。
舌の状態からみた中医学的な見立て

Nさんの舌の状態は、
- 舌質:淡白(たんぱく)
- 舌苔:薄白(はくはく)
いわゆる**血虚(けっきょ)**をベースとした状態でした。
血虚の状態では、
- 出血が長引きやすい
- 貧血傾向
- めまい、目の疲れ
- 不眠、夢が多い
- 不安感、憂うつ感
- 顔色が悪い、冷えやすい
といった症状が出やすくなります。
ご提案した漢方について

婦宝当帰膠と田七人参
今回のご相談では、
- 婦宝当帰膠
- 田七人参
の2種類をご提案しました。
婦宝当帰膠は、血を補い、巡らせることで、出血しやすい体質を整えていくことを目的とした処方です。
田七人参は、血流を整えながら、出血と瘀血(おけつ)の両面に配慮する生薬として用いました。
田七人参はこちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。
この2つを併用し、体全体のバランスを見ながら進めていく方針としました。
正直なところ、良い経過のご報告をいただき、私自身も「ほっとした」という気持ちでした。
不正出血・子宮筋腫でお悩みの方へ
子宮筋腫による不正出血は、
- 年齢
- 体質
- 血の状態
- 生活習慣
などが重なって起こることが少なくありません。
「様子見と言われたけれど不安」
「この出血がいつまで続くのか心配」
そんな方にとって、この記録がひとつの参考になれば幸いです。
まとめ
- 子宮筋腫があっても、すぐに手術が必要でないケースは多い
- 不正出血の背景には、血虚や血の巡りの問題が隠れていることがある
- 婦宝当帰膠や田七人参を用いた漢方相談が役立つ場合もある
今後も、一人ひとりの体質や経過を大切にしながら、丁寧にご相談をお受けしていきたいと思います。











