チョコレート嚢胞で生理後も痛むとき|漢方相談で考えた2つの選択肢

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2026年9月14日

チョコレート嚢胞で生理後も痛むときの漢方相談|山形県東根市の土屋薬局

土屋薬局では、子宮内膜症やチョコレート嚢胞に伴う生理痛について、漢方相談をお受けしています。

今回は、妊活を続けながら婦宝当帰膠と散積宝を服用しているお客さまから、生理後の痛みについてご相談をいただきました。

個人が特定されないように内容を一部整え、漢方相談の記録としてご紹介します。


「生理後にも生理痛のような痛みが続きます」

お客さまから、次のようなご相談がありました。

婦宝当帰膠と散積宝を飲み続けていますが、チョコレート嚢胞による痛みなのか、生理後にも生理痛のような痛みが続いています。一緒に飲める漢方薬を教えてください。妊活も続けています。

生理中だけでなく、生理が終わったあとにも痛みが続くとのことでした。

同じ「生理後の痛み」でも、疲労や冷え、胃腸の弱りを伴う場合と、刺すような痛みや血の塊を伴う場合では、漢方での考え方が異なります。


「虚なればこれを補い、実なればこれを瀉す」

中医学には、「虚なればこれを補い、実なればこれを瀉す」という原則があります。

身体に必要なものが不足している「虚」の状態であれば補い、身体の中に余分なものや滞りがある「実」の状態であれば、それを取り除くという考え方です。

今回のご相談では、生理後の痛みに対して、現在服用している婦宝当帰膠と散積宝に追加する方法として、次の2つを考えました。


疲労や冷え、胃腸の弱りがある場合は補中益気湯

一つ目は、小太郎漢方製薬の補中益気湯を追加する方法です。

生理後に、

  • 疲労倦怠感がある
  • 身体がだるい
  • 冷えが気になる
  • 胃腸の調子が心配
  • 下痢や軟便になりやすい

といった傾向がある場合には、補中益気湯を選択肢として考えます。

基本的には生理後から追加しますが、生理中に下痢や軟便の傾向がある場合には、生理中から服用してもかまいません。

今回ご案内した補中益気湯は、1回1包を1日2~3回、できれば1日3回服用する方法です。婦宝当帰膠や散積宝と一緒に追加して服用できます。


刺すような痛みや血の塊がある場合は田七人参

もう一つの候補は、田七人参です。

生理後にも痛みがあり、さらに生理中に血の塊が出る、生理痛がひどいといった場合には、チョコレート嚢胞を中医学でいう「瘀血(おけつ)」の観点から考えます。

瘀血とは、血の巡りが滞っている状態のことです。

瘀血を考えるときの代表的なポイントには、次の3つがあります。

  1. 痛み
  2. しこり
  3. 黒ずみ

刺すような痛みや差し込むような痛み、痛む場所がはっきりしている、生理の血に黒っぽい塊が混じるといった場合には、田七人参も選択肢になります。

田七人参は、痛みの改善を目的として使われることもあります。


同じ痛みでも、身体の状態によって選び方は異なります

今回のポイントをまとめると、次のようになります。

疲労倦怠感、冷え、だるさ、胃腸の弱さ、下痢や軟便などが気になる場合には、補中益気湯。

刺すような痛みや差し込むような痛みがあり、血の塊、しこり、黒ずみなどの瘀血の特徴が気になる場合には、田七人参。

生理後に痛むという一点だけで判断するのではなく、痛み方や体調、生理中の状態などを確認することが大切です。

漢方では、病名が同じであっても、すべての方に同じものをおすすめするわけではありません。その方の現在の状態を伺い、「不足を補うのか」「滞りを整えるのか」を考えながら選びます。


妊活を続けながら体調を整えるために

今回のお客さまは、妊活も続けていらっしゃいます。

チョコレート嚢胞による痛みを考慮しながら、妊活中の身体を支えることも大切です。現在服用している婦宝当帰膠と散積宝を基本に、その時々の身体の状態に応じて漢方を追加・調整していきます。

なお、痛みが急に強くなった場合や、痛みが長く続く場合、不正出血、発熱、吐き気などを伴う場合には、漢方だけで様子を見ず、婦人科を受診していただくことが大切です。

漢方薬の選択や服用方法は、体質、症状、治療状況などによって異なります。今回の内容は実際の漢方相談の一例であり、すべての方に同じ漢方薬や服用方法が適するわけではありません。

土屋薬局では、現在の症状や妊活の状況、ご予算などを伺いながら、一人ひとりに合った方法を一緒に考えています。


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