
こんにちは。山形県東根市神町の土屋薬局、薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
「治療しても、また繰り返してしまう」
「陰部のかゆみや違和感が気になる」
「病院での治療を続けながら、体調についても相談したい」
デリケートな部分のお悩みは、なかなか人に話しにくいものです。
土屋薬局の過去の相談記録にも、尖圭コンジローマの再発に不安を感じて来店された方のお話が残っています。
今回は、その相談を振り返りながら、中医学でいう「湿熱」の考え方と、病院での治療・漢方相談それぞれの役割についてお伝えします。
尖圭コンジローマの再発が心配で来店された方
ある日、新しく漢方相談にいらっしゃったお客様から、次のようなお話を伺いました。
「コンジローマが3回再発しています。また最近も、再発しそうで気になっています」
陰部のかゆみもあるとのことでした。
相談では、病院での診断や治療の経過に加えて、普段の体調を伺いました。舌を見せていただくと、奥のほうに白い苔が厚く付いている様子がみられました。
ただし、舌の状態やかゆみだけで、感染症の種類や再発の有無を判断することはできません。
この記録は、ご相談時のお悩みと体質を確認したものです。その後の治療結果や、漢方による再発予防の効果を確認できた記録ではありません。
尖圭コンジローマとは? 再発時は医療機関で確認を
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって、性器や肛門の周囲などにいぼができる病気です。
医療機関では、患部の状態に応じて塗り薬や凍結療法、切除などの治療が行われます。いぼを治療しても再発することがあり、経過を確認する必要があります。
「またできたかもしれない」と感じたときは、婦人科・皮膚科・泌尿器科など、診療に対応している医療機関へご相談ください。
かゆみがあるからといって、必ずコンジローマの再発とは限りません。自己判断で市販のいぼ取り薬などを陰部に使わず、まず原因を確認することが大切です。
中医学でいう「下焦湿熱」とは
中医学では、身体の下部に現れる不調を考える際に、「下焦湿熱(かしょうしつねつ)」という言葉を使うことがあります。
「下焦」は、下腹部や泌尿・生殖に関わる領域などを指す中医学の概念です。
「湿」は、余分な水分や重だるさ、じめじめした状態を捉える言葉。「熱」は、赤みや熱感などを捉える言葉です。
陰部のかゆみや蒸れ、分泌物などのお悩みについて、こうした視点から体調を整理することがあります。
ただし、「湿熱」は中医学の体質・症状の捉え方であり、HPVなどの病原体を示す言葉ではありません。
「湿熱があるから感染した」「湿熱を取り除けばウイルスが消える」と判断するものでもありません。
舌の苔も、食事や口の中の状態などによって変化します。舌だけで決めつけず、ほかの症状や生活の様子と合わせて確認していきます。
カンジダ腟炎と尖圭コンジローマは別の病気です
陰部のかゆみのご相談では、「カンジダが繰り返す」というお話もあります。
しかし、カンジダ腟炎と尖圭コンジローマは、原因も治療も異なります。
カンジダは、もともと身体に存在することのある真菌です。カンジダ腟炎は通常、性交渉によって感染する病気とはされていません。
そのため、「陰部のかゆみ=性感染症」とひとまとめにすることはできません。
症状が長引いたり、治療後も繰り返したりする場合は、改めて診察を受け、原因に合った治療を受けることが大切です。
漢方相談では、患部だけでなく普段の体調も確認します
土屋薬局では、病院での診断や治療を確認したうえで、次のようなことも伺っています。
・かゆみや違和感が出る時期
・汗や蒸れ、衣類による刺激
・睡眠や疲れの状態
・ストレスや気持ちの負担
・胃腸の調子や便通
・月経周期や服用中のお薬
同じ「かゆみ」というお悩みでも、身体の状態は一人ひとり異なります。
中医学には、熱や湿の偏りに目を向ける考え方もあれば、胃腸の働きや乾燥、疲れなどを重視する考え方もあります。
「冷えがあるから、何でも温める」
「炎症が気になるから、何でも冷ます」
そのように一方向で考えず、その方の体調に合わせて検討することを大切にしています。
病院での治療と、日々の体調を整える相談を並行して
尖圭コンジローマなどの感染症では、医療機関での診断と治療が基本です。
漢方相談は、その代わりに感染症を診断したり、ウイルスの排除や再発防止を保証したりするものではありません。
一方で、治療を続けるなかでの疲れや睡眠、胃腸の不調など、日々の体調について相談したいこともあると思います。
「また再発するのではないか」と、不安を抱えていらっしゃる方もいるでしょう。
病院での治療を大切にしながら、そうしたお気持ちや体調にも耳を傾けていきたいと思っています。
話しにくいお悩みも、ご相談ください
過去の相談を振り返ると、土屋薬局には以前から、人に話しにくいお悩みを抱えた方がいらっしゃっていたことを感じます。まずは、お話を伺うことから。
必要に応じて医療機関での診察をお願いしながら、漢方相談では、その方の体質や日々の体調に合わせた身体づくりを一緒に考えていきます。屋薬局の漢方相談は無料です。
受診先での診断、治療経過、現在お使いのお薬などが分かるものがございましたら、ご相談の際にお知らせください。
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繰り返すカンジダ腟炎についての漢方相談
この記事を書いた人
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員A級の土屋幸太郎です。
私たちの詳しい経歴は、土屋薬局スタッフ紹介をご覧ください。
42歳で結婚し、52歳で父親になるまで、夫婦で10年間の不妊を経験しました。中医学・中医不妊症を約30年学び、妊活、不妊治療、子宮内膜症、子宮腺筋症、PCOS、40代妊活などの漢方相談に携わっています。

神町小学校、東根一中、山形南高校を経て、東京の品川区の星薬科大学を卒業後、東京大学医学部附属病院薬剤部での勤務や、中医学を学ぶイスクラ高円寺中医学研修塾を経て、現在は山形県東根市神町の土屋薬局で漢方相談に携わっています。
山形県は、東北地方に存在し、冬は雪が降り寒く、夏は蒸し暑いという厳しい自然風土があります。農作業に従事している人が多いので、「痛み、しびれ」を訴える人が多いのが実情です。そのような地域のニーズに応じて、土屋薬局では「痛み、しびれ」の漢方相談を得意としています。
2人目のお子様が授からない、流産を繰り返すなどの不妊のお悩み、不育症、体外受精でなかなか授からない、多嚢胞性卵巣症候群、排卵障害、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)、高プロラクチン血症によるホルモンバランスの乱れなど、さまざまなご相談を承っています。
そのほか、にきび、アトピー、湿疹、肌荒れ、掌蹠膿疱症、乾燥肌、喘息、精神疲労、抑うつ感、漢方ダイエット、耳鳴り、耳のつまり、聴力低下、メニエル、めまい、ストレス、不眠、高血圧、高血糖、糖尿病、痛風、高脂血症、腎臓病、肝臓病、がん、冷え、生理痛、男女更年期障害、免疫力の低下、起立性調節障害、発達障害などのご相談もお気軽にどうぞ。
私自身も夫婦で10年間の不妊を経験し、52歳で父になりました。その経験と、約30年にわたる中医学の学び、認定不妊カウンセラーとしての知識を生かしながら、妊活中の方のお気持ちに寄り添う相談を大切にしています。
土屋薬局の妊活漢方相談は、「中医不妊症を約30年学び続けてきた専門性」と「認定不妊カウンセラーとしての学び」を二つの柱としています。私たち夫婦自身の10年間の不妊経験も含め、相談に対する思いをこちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶ 中医不妊症を学び続けて約30年|土屋薬局の妊活漢方相談を支える2つの柱
妊活相談を支える二つの専門性
土屋薬局の妊活・子宝漢方相談は、「中医不妊症を約30年学び続けてきた専門性」と「認定不妊カウンセラーとしての学び」の二つを大きな柱としています。私たち夫婦自身が10年間の不妊を経験したからこそ、専門的な知識だけでなく、妊活中の不安や迷いにも寄り添う相談を大切にしています。
①中医不妊症を学び続けて約30年

2017年、イスクラ中医不妊症専門講座エキスパートコースを修了しました。
私は、中医学と中医不妊症について約30年にわたり学びを続けてきました。
その学びの一つとして、漢方メーカーのイスクラ産業が主催する「イスクラ中医不妊症専門講座エキスパートコース」において、10年以上にわたる研究課程を修了しています。
修了証書には、「中医不妊症エキスパートとしての十分な知識を習得したことを証します」と記されています。
長年積み重ねてきた中医学の知識と、土屋薬局での漢方相談の経験を生かし、現在も妊活中の方や不妊治療に取り組んでいる方のご相談に携わっています。
妊活の漢方相談では、月経周期に合わせて身体の状態を考える「月経周期療法」について継続して学び、日々の相談に取り入れています。
ご相談は、年代や治療の段階に応じて承っています。
- 20代・30代・40代の妊活
- 自然妊娠を希望されている方
- 病院でタイミング療法を受けている方
- 人工授精(AIH)に取り組んでいる方
- 体外受精・顕微授精(IVF・ICSI)に取り組んでいる方
- 採卵や胚移植に向けて身体を整えたい方
- 流産を繰り返す不育症にお悩みの方
- 二人目をご希望の方
- ご主人さまの男性不妊について相談したい方
中医学には、その方の年齢や体質、月経周期、不妊治療の経過などに応じて考える、さまざまな漢方があります。
「まだ治療を始めたばかり」「病院での治療と漢方を併用してよいか分からない」「夫婦で一緒に相談したい」といった段階でも大丈夫です。
これまでの経過や現在のお気持ちを丁寧に伺い、ご予算やご希望も確認しながら、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
②認定不妊カウンセラーとして

日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラーとして、妊活・不妊治療中の方のご相談に携わっています。
不妊治療に関する医学的な知識を学ぶだけでなく、治療中に生じる不安や迷い、ご夫婦のお気持ちにも寄り添うことを大切にしています。私自身も、結婚してから子どもを授かるまで、夫婦で10年間の不妊を経験しました。そして52歳で、ようやく父になることができました。
不妊治療は「終わりの見えないマラソン」にたとえられることがあります。
期待して、結果を待ち、喜んだり、落ち込んだり、不安になったりする。その繰り返しは、気持ちのジェットコースターのようでもあります。周囲からの何気ない言葉に傷ついたり、ほかの人と自分の人生を比べてしまったりすることもあります。私たち夫婦も、同じような経験をしてきました。
だからこそ、土屋薬局の妊活相談では、検査の数値や治療の予定だけでなく、これまで歩んできた経過や現在のお気持ちも丁寧に伺うことを大切にしています。
中医学を約30年学び続けてきた専門知識、認定不妊カウンセラーとしての学び、そして私たち夫婦自身の10年間の不妊経験。この三つを生かしながら、お一人おひとりの妊活を応援しています。
これまでに、妊娠・出産に関する1,028件の嬉しいご報告をいただきました。
中国漢方では、目の前の症状だけでなく、その方の体質や心身全体の状態を見ながら、身体が本来持っている力を支えていくことを大切にします。
病名だけで判断せず、月経の状態、冷え、胃腸、睡眠、疲れ、ストレス、これまでの治療経過などを確認しながら、その方に合った漢方を一緒に考えていきます。
ご本人だけでなく、ご夫婦での相談や、ご主人さまの男性不妊についてのご相談も承っています。
無理に漢方をおすすめすることはありません。ご予算やご希望を伺いながら、ご紹介した漢方の中から、取り入れたいものをご自身で自由に選んでいただけます。相談したからといって、必ず購入する必要もありません。
「まずは話だけ聞いてみたい」「病院の治療と漢方を一緒に続けられるか相談したい」「今の身体の状態について確認してみたい」という方も、どうぞ安心して土屋薬局の子宝漢方相談をご利用ください。
病名だけで判断せず、これまでの経過や現在のお気持ちを丁寧に伺い、ご予算やご希望に合わせて一緒に考えていきます。ご本人だけでなく、ご夫婦やお子さま、ご両親など、ご家族全体の健康についてもお気軽にご相談ください。
お客様の立場に立った親切で丁寧な漢方相談を心がけ、東北に根を張る薬局として、土屋薬局は従業員一同、もちの木のように粘り強く努力してまいります。

2026年7月18日 土屋薬局にて
薬剤師の妻と息子です。夫婦で土屋薬局に立ちながら、子育てにも奮闘しています。家族で過ごす時間も、日々の相談に向き合う大切な力になっています😊
女性薬剤師へのご相談も承っています
土屋薬局には、女性薬剤師の土屋幸もおります。男性薬剤師・女性薬剤師から、ご希望の相談担当者をお選びいただけます。
女性同士の目線で不妊治療について相談したい方や、月経、排卵、おりものなど、男性には話しにくいと感じることがある方も、安心してお声がけください。
漢方相談は無料です
当店では、妊活の漢方として婦宝当帰膠をご紹介することが多く、300ml入り1本・約1か月分の目安で6,490円です。
症状や年齢、治療状況に応じて、併用する漢方もご案内しますが、ご予算やご希望に合わせて自由にお選びいただけます。ご相談後に購入を見送っていただいても大丈夫です。
山形県内はもちろん、県外にお住まいの方からの電話・メール相談も承っています。相談表は、分かる範囲でご記入いただければ大丈夫です。
漢方相談は、山形県東根市神町の土屋薬局へお気軽にお問い合わせください。
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