早発閉経と漢方|早発卵巣不全(POI)・FSH高値の妊活相談|土屋薬局

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2026年10月21日

早発閉経と漢方|早発卵巣不全(POI)・FSH高値の漢方相談|山形県東根市の土屋薬局

「早発閉経と言われ、これからどうしたらよいのか分からない」
「FSHが高く、卵胞がなかなか育たない」
「病院で治療を続けながら、漢方でも身体を整えたい」

土屋薬局では、早発閉経・早発卵巣不全(POI)や、FSH高値・AMH低値にお悩みの方の漢方相談をお受けしています。

こんにちは。山形県東根市神町の土屋薬局、薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

検査の結果を聞いてから、数字が頭から離れなくなったり、次の受診まで落ち着かない日々を過ごしたり。相談の席では、そのようなお気持ちも伺います。

土屋薬局では、病院での検査や治療の経過とともに、月経、冷えやほてり、睡眠、胃腸、疲れやすさなどを丁寧に確認します。今のお身体と治療の段階に合わせて、漢方と日々の養生をご提案しています。

このページでは、早発閉経と漢方の考え方、FSH・AMHについて、そして当店に寄せられた妊娠・出産のご報告をご紹介します。


早発閉経・早発卵巣不全(POI)とは

早発卵巣不全(POI)は、40歳未満で卵巣の働きが低下し、月経不順や無月経などがみられる状態です。「早発閉経」「早発卵巣機能不全」「POF」という言葉で説明を受けた方もいらっしゃると思います。

POIでは、卵巣の働きが一時的にみられ、卵胞の発育や排卵が起こる場合があります。ただし、妊娠は難しくなるため、ご希望がある方は早めに生殖医療の専門医と相談することが大切です。

診断では、年齢、月経の経過、ホルモン検査などを総合して判断します。AMHが低いという結果だけで、早発閉経と決まるわけではありません。

また、40代の卵巣機能低下や月経不順についても、年齢や経過に合わせた確認が必要です。


早発閉経の漢方相談では、何を目指すのでしょうか

漢方相談では、冷え、ほてり、不眠、疲労感、食欲不振など、その方が抱えている不調を確認し、体調を整えることを目指します。

妊活中であれば、採卵に向けて通院している時期、ホルモン療法を受けている時期、治療をいったん休んでいる時期など、それぞれの状況も伺います。

漢方によって卵巣機能が回復することや、妊娠できることを保証することはできません。 POIの卵巣活動や自然妊娠率を確実に高める治療は、現時点では確立していません。

そのうえで、治療中の体調や暮らしにも目を向け、ご本人が困っていることを一緒に整理するのが、土屋薬局の漢方相談です。


中医学では「腎」を中心に、肝・脾・心など全身のつながりを考えます。

漢方では「腎」を中心に、全身のつながりを考えます

中医学では、成長・発育・生殖に関わる働きを「腎」と捉えます。早発閉経や卵巣機能低下の相談では、この腎を補う「補腎」が大切な考え方になります。

ここでいう腎は、中医学の機能的な概念で、腎臓の検査値とは区別して考えます。

さらに、月経や体調には、血を蓄える「肝」、食事から気血をつくる「脾」、精神活動に関わる「心」なども関係すると考えます。

1)補腎――冷えやほてりなど、体質の違いを確認します

同じようにFSHが高い方でも、寒がりで足腰が冷える方と、ほてりや寝汗、口の乾きが気になる方では、漢方の組み立てが異なります。温めることを重視するのか、潤いを補うことを重視するのか。睡眠や疲れ方、舌の状態なども参考にして検討します。

冷えが気になる女性と、ほてりや乾きが気になる女性を左右に描き、体質に合わせた補腎の考え方を伝えるイラスト

冷えやほてり、乾きなどの体質の違いを伺い、その方に合った漢方を考えます。

2)養血・活血――月経と血の状態に目を向けます

中医学では、月経と「血」の関係を大切にします。経血量、月経周期、生理痛、血の塊、顔色、立ちくらみなどを伺い、血を補う「養血」や、血の巡りを整える「活血」の考え方を取り入れます。月経が止まっている場合は、以前の月経の様子や、ホルモン剤を服用した際の出血についても確認します。

経血量や月経周期、生理痛などを伺い、養血・活血の視点から漢方を考えます。

3)疏肝・健脾――気持ちと胃腸も大切にします

検査や採卵の結果を待つ時間には、緊張が続き、眠りや食欲に影響することがあります。イライラ、ため息、お腹の張りなどには気の巡りを整える「疏肝」、食欲不振や軟便、疲れやすさなどには胃腸を支える「健脾」という視点を持ちます。食べられること、眠れること、日常生活を送れることも、相談の大切な目標です。

気持ちと胃腸にも目を向け、食べること、眠ること、日々の暮らしを大切にします。

4)心と腎、肺と腎の関係にも目を向けます

中医学には、「心と腎」「肺と腎」のつながりを重視する考え方もあります。生殖に関わる腎だけに注目するのでなく、不眠や不安、全身の消耗なども含めて身体を捉える視点です。土屋薬局でも、検査値とともに、ご本人の体調や日々の過ごし方を伺いながら漢方を考えています。

光・風・木の根をモチーフに、中医学の「心と腎」「肺と腎」のつながりを表現したイラスト

心と腎、肺と腎のつながりから、眠りや不安、全身の消耗にも目を向けます。


早発閉経では、どのような漢方薬を使うのでしょうか

漢方薬は、診断名とともに体質や症状を確認して選びます。

土屋薬局の過去の相談記録には、婦宝当帰膠、二至丹、参馬補腎丸、麦味参顆粒などを、経過に応じて提案した事例があります。

ただし、これらがすべて早発閉経を適応とする医薬品という意味ではありません。製品ごとの区分や効能・効果、飲み合わせを確認する必要があります。

病院のお薬、サプリメント、ほかの漢方薬も含めて確認しますので、お薬手帳などをお持ちでしたらご持参ください。


土屋薬局の相談事例――早発閉経・卵巣機能低下からの妊娠・出産報告

当店の過去の相談記録から、2つの経過をご紹介します。

病院での治療と漢方相談を並行した個別の事例です。妊娠・出産という結果から、漢方単独の効果を判断することはできません。

1.35歳、早発閉経・卵巣機能不全と診断された方

FSHが一時103となり、病院でカウフマン療法などを受けていた方です。冷えや肩こりなどもあり、当店へ漢方相談にいらっしゃいました。体調に応じた相談を続けながら体外受精に取り組み、胚盤胞の凍結、移植を経て陽性判定。その後、ご出産の報告をいただきました。

2.39歳、FSH28.9で卵巣機能低下の相談をされた方

結婚10年目、FSH28.9で、冷え性や肩こりのある方でした。相談当初は月経があり、早発閉経と確認された事例とは分けてご紹介します。病院での治療と漢方相談を続け、翌年に陽性判定。その後、元気な女の子をご出産されたとお知らせくださいました。

土屋薬局の詳しい相談記録:FSH高値・卵巣機能低下の妊娠・出産報告


FSHが高い・AMHが低いときに知っておきたいこと

FSHは、服用中のお薬や検査の状況と合わせて確認します

FSHは、卵胞を育てるよう卵巣に働きかけるホルモンです。卵巣の反応が低下すると、高くなることがあります。

ホルモン剤の影響などによっても数値は変わるため、検査日や治療内容を含めて医師と確認することが大切です。

FSHが下がったという結果だけで、卵子が増えたことや妊娠の可能性が回復したことまでは判断できません。

AMHの低さだけで、早発閉経を診断することはできません

AMHの結果は、年齢、月経の状態、FSHなどの検査、超音波所見と合わせて評価します。

「AMHが低いと言われてから、何をしたらよいのか分からない」という場合も、これまでの経過をお聞かせください。

関連記事:AMHが低い・FSHが高い方の妊活と漢方

病院での治療と漢方相談を並行する際に

POIでは、妊娠に向けた相談に加えて、女性ホルモンの不足に伴う骨や心血管の健康管理も大切です。

ホルモン補充療法などの必要性は、持病や治療歴も踏まえて主治医が判断します。漢方を始める際も、処方薬の変更や中止は主治医と相談してください。

妊娠を希望されている方は、漢方を試してから受診しようと待たずに、専門医への相談と並行して身体を整えていきましょう。


毎日の養生で大切にしたいこと

生活を整える際には、続けられることから始めましょう。

  • 主食・たんぱく質・野菜などを組み合わせ、無理な食事制限を避ける
  • 眠る時間を確保し、疲れが強い日は休む
  • 体調に合わせて、散歩などの運動を取り入れる
  • 喫煙している場合は、禁煙について相談する
  • 情報を調べ続けてつらくなるときは、画面から離れる時間をつくる

「生活をきちんとできなかったから」と、ご自分を責める必要はありません。今のお身体と生活に合う方法を一緒に考えます。

ご自分を責めず、今の体調や暮らしに合わせて、続けられることから少しずつ。


早発閉経と漢方について、よくあるご質問

漢方を飲むと、生理は戻りますか?

経過には個人差があり、月経の再開を約束することはできません。また、ホルモン剤による出血と、自然な排卵を伴う月経は区別して確認します。

カウフマン療法や体外受精中でも相談できますか?

ご相談いただけます。服用中のお薬と治療予定を確認し、必要に応じて主治医への確認をお願いしています。

漢方はどのくらい続けますか?

体調、治療の予定、ご予算を踏まえて相談します。開始後は、睡眠や胃腸、疲れ方などの変化と、副作用の有無も確認しながら見直します。

妊娠を希望していなくても相談できますか?

ご相談いただけます。ほてり、不眠、疲れやすさなど、気になる症状をお聞かせください。婦人科での継続的な健康管理も大切にします。

遠方からでも相談できますか?

電話・メール・オンラインでの相談にも対応しています。可能でしたら、初回はご来店いただくことをおすすめしています。お薬の発送についてもご相談ください。


早発閉経・FSH高値のお悩みを、土屋薬局にお聞かせください

「卵胞が育たず、採卵を見送ることが続いている」
「検査のたびに気持ちが揺れてしまう」
「今の自分に合う漢方を相談したい」

そのようなお気持ちも含めて、お話しください。

私自身も、結婚から子どもを授かるまで10年を経験しました。お一人おひとりの状況やお気持ちを大切にしながら、これからの身体づくりを一緒に考えていきたいと思っています。

ご相談の際は、分かる範囲で、検査結果、お薬手帳、月経や治療の経過が分かるものをご用意ください。

相談料は無料です。漢方薬をご希望の場合のみ、お薬代を頂戴します。 ご予算やご希望も遠慮なくお聞かせください。

子宝・妊活の漢方相談表はこちら

土屋薬局
山形県東根市神町中央1-10-7
電話:0237-47-0033

執筆:土屋幸太郎
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員A級

参考資料

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