
繰り返すカンジダ膣炎にお悩みではありませんか?
「カンジダ膣炎が治っても、また繰り返してしまう」
「疲れやストレスがたまると、かゆみやおりものが気になる」
「婦人科で治療を受けても、再発するのが不安」
カンジダ膣炎を何度も繰り返し、悩んでいる女性は少なくありません。
今回は、繰り返すカンジダ膣炎とPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)について漢方相談を受け、半年余り漢方を続けたお客様からいただいた体験談をご紹介します。
一番困っていたカンジダ膣炎に悩まされなくなっただけでなく、寝込むほどつらかった生理痛や吐き気も軽くなり、体調全体が整ってきたという、うれしいご報告です。
カンジダ膣炎とは
カンジダ膣炎は、カンジダ属の真菌が膣内で増殖することによって起こります。
カンジダ菌は、もともと皮膚や口腔内、消化管、膣などに存在することのある菌です。体調や膣内環境の変化によって菌が増えると、症状が現れることがあります。
代表的な症状には、
- 膣や外陰部の強いかゆみ
- ヒリヒリするような痛み
- 白いチーズ状、酒粕状のおりもの
- 外陰部の赤みや腫れ
- 排尿時の違和感や痛み
- 性交時の痛み
などがあります。
症状だけでは、ほかの膣炎や感染症と区別できないことがあります。カンジダ膣炎が疑われる場合には、婦人科で診察や検査を受けることが大切です。
カンジダ膣炎を繰り返す原因
カンジダ膣炎は、抗真菌薬による治療で症状が落ち着いても、再び起こることがあります。
再発に関係する要因としては、
- 抗菌薬の使用
- 妊娠やホルモンバランスの変化
- 糖尿病
- 免疫機能の低下
- 疲労や体調の変化
などが挙げられます。
一方で、繰り返すカンジダ膣炎の多くは、明らかな原因や基礎疾患が見つからないこともあります。
そのため、婦人科で必要な治療を受けることに加えて、日頃の体調や月経、胃腸の状態、疲労、睡眠、ストレスなどを見直すことも大切です。
カンジダ膣炎とPCOSについての漢方相談
今回のお客様は、繰り返すカンジダ膣炎とPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)について、ご相談に来られました。
PCOSとカンジダ膣炎に直接的な因果関係があると断定することはできません。
ただし、月経周期やホルモンバランス、体調の変化を含め、お身体全体を確認する必要があると考えました。
お客様の体質を確認し、2種類の漢方をご紹介しました。
漢方を始めて半年余りが経ったころ、体調の変化について、うれしいメールをいただきました。
ご本人様のご了承をいただき、文章を一部読みやすく整えて掲載いたします。
「カンジダ膣炎にかからなくなりました」お客様の体験談
私が土屋薬局さんで漢方薬を始めて、半年と少しが経ちました。
少しずつ、漢方薬の効果を感じています。
まず、一番困っていたカンジダ膣炎にかからなくなったこと。
その次が、生理痛が軽くなったことです。
以前は痛みと吐き気がひどく、生理初日には強い寒気と嘔吐で、寝込んでしまうこともありました。
漢方を始めてからは、そのようなことがなくなりました。
また、以前は生理痛以外でも仕事を休みがちでしたが、体調が整ってきたためか、そういったこともなくなりました。
今回の冬は、まだ一度も風邪をひいておりません。
排卵期の出血などもあり、まだまだ自分の日常生活の中で改善していく余地はあると思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。
カンジダ膣炎だけでなく、生理痛や体調にも変化
お客様が一番困っていたのは、繰り返すカンジダ膣炎でした。
漢方を続けるなかで、カンジダ膣炎に悩まされなくなっただけでなく、つらかった生理痛にも変化があったそうです。
以前の生理初日には、
- 強い生理痛
- 吐き気
- 寒気
- 嘔吐
- 寝込むほどの体調不良
がありました。
生理痛以外の体調不良でも、仕事を休むことがあったそうです。
それが、漢方を始めてからは寝込むことがなくなり、仕事を休むことも減りました。
カンジダ膣炎という一つの症状だけでなく、生理痛や疲れやすさなどを含めて、体調全体が整ってきたことをご本人も実感されていました。
繰り返すカンジダ膣炎を漢方ではどう考える?
中医学では、カンジダ膣炎のかゆみやおりものを、身体に余分な「湿」と「熱」がたまった「湿熱(しつねつ)」として考えることがあります。
湿熱タイプでは、
- 黄色っぽい、または粘りのあるおりもの
- 外陰部の強いかゆみ
- 蒸し暑い季節に悪化しやすい
- 身体が重だるい
- 口が粘る
- 軟便や下痢になりやすい
などが見られることがあります。
一方、カンジダ膣炎を何度も繰り返す方では、身体を守る「正気」が不足している可能性も考えます。
- 疲れると再発しやすい
- 風邪をひきやすい
- 胃腸が弱い
- 食欲が安定しない
- 疲労感が抜けない
- 睡眠不足が続いている
といった方では、炎症や湿を取り除くだけではなく、身体を守る力や胃腸の働きを補うことも検討します。
そのため、カンジダ膣炎だから全員に同じ漢方を使うわけではありません。
おりもの、かゆみ、舌の状態、胃腸、疲労、月経周期、生理痛、冷え、ストレスなどを確認し、その方の体質に合わせてご提案します。
お客様から掲載についていただいたお返事
ブログへの掲載についてお尋ねしたところ、次のようなお返事もいただきました。
ブログ掲載のお話、ありがとうございます。ぜひ載せてください。
特にカンジダに悩まされている方に、漢方という根本的な改善方法もあることを知っていただきたいです。
また、多嚢胞性卵巣という、よく分からない得体の知れないものを持つ身としては、漢方薬の存在がどれだけ心強いか知れません。
今後ともよろしくお願いいたします。
「多嚢胞性卵巣という、よく分からない得体の知れないもの」
この言葉には、PCOSと診断された方が抱える不安が、そのまま表れているように思います。
生理がいつ来るのか分からない。
排卵しているのか分からない。
自分の身体の中で何が起きているのか分からない。
そのような不安のなかで、漢方が少しでも身体と心の支えになっていたのであれば、私たちにとっても大変うれしいことです。
カンジダ膣炎の漢方に関するよくある質問
カンジダ膣炎は漢方だけで治療できますか?
カンジダ膣炎が疑われる場合には、まず婦人科で診断を受けることが大切です。
一般的な治療には、膣錠やクリーム、内服薬などの抗真菌薬が使用されます。漢方では、医療機関での治療と並行しながら、繰り返しやすい方の体質や体調を整えることを考えます。
カンジダ膣炎を何度も繰り返す場合にも相談できますか?
はい。これまでの発症回数や治療歴、抗菌薬の使用、月経との関係、疲労、睡眠、胃腸の状態などを確認します。
短期間に何度も繰り返す場合や、治療しても改善しない場合には、ほかの感染症との区別も含めて、婦人科で再度検査を受けることが重要です。
PCOSとカンジダ膣炎には関係がありますか?
PCOSがカンジダ膣炎を直接引き起こすと断定することはできません。
ただし、PCOSに伴う月経不順やホルモン・代謝の状態と、カンジダ膣炎を繰り返しやすい背景を、それぞれ確認する必要があります。漢方相談では、一つの症状だけでなく、月経や全身の体調も含めて考えます。
生理痛も一緒に相談できますか?
はい。今回のお客様のように、カンジダ膣炎と生理痛、月経不順、PCOSなど、複数のお悩みが重なっている方もいらっしゃいます。
体質や症状を確認しながら、優先順位を考えて漢方をご提案します。
まとめ|繰り返すカンジダ膣炎は婦人科治療と体調管理を大切に
今回のお客様は、漢方を半年余り続けるなかで、一番困っていたカンジダ膣炎に悩まされなくなりました。
さらに、
- 生理痛が軽くなった
- 吐き気や嘔吐で寝込まなくなった
- 体調不良で仕事を休むことが減った
- 風邪をひかずに過ごせた
という変化も感じていました。
繰り返すカンジダ膣炎では、婦人科で適切な検査と治療を受けることが基本です。
そのうえで、疲労、胃腸、睡眠、ストレス、月経、生理痛など、身体全体の状態を見直すことも大切です。
カンジダ膣炎を何度も繰り返している方、PCOSや生理痛なども重なっている方は、お一人で悩まずにご相談ください。
うれしいメールをお寄せいただきまして、本当にありがとうございました。
医学的な基本情報は、MSDマニュアル「カンジダ腟炎」およびCDCの診療ガイドラインを確認しています。
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